Submerse - Algorithms and Ghosts

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  • この「Algorithms and Ghosts」はProject Mooncircleがそのリリース群において推し進める美しいインストゥルメンタル・ビーツを反映したものであると同時に、イギリス人DJ/プロデューサーSubmerseの新たな変化の一面を提示している。この若きプロデューサーはこれまでProject MooncircleやApolloから発表してきた作品において、クリスプで低いビーツ感覚にドリーミーなメロディと楽しさを落とし込んだ円熟の世界観を見せてきていた。 オープニングの"Truth"での柔らかに響き続けるチャイムから、メロウでゆっくりと頭を振るようなテンポへと没入していく。"Algorithms and Ghosts"ではエッジの効いた要素と落ち着いたメロディの組み合わせが異次元へと連れて行ってくれる。クリスプでビートレスのイントロから、ハイハットとスネア・ロールを組み合わせたモダンなグルーヴへと一気になだれ込む。This Combo Could End Us"は"Truth"が元になって出来たトラックではあるのだが、よりストレートなビーツとヴォーカル・サンプルが奢られている。"Here's Looking At You"はやや違うアプローチが見られ、無邪気なチャイムとドリーミーなメロディが縫いあわされるように現れては消えていく。 Sorrowとのコラボレーションとなる"Dim Lights and Metorite"はざっくりとしたビーツに覆われ、楽しげなブリープとヴォーカル・サンプルの断片が加えられたこのトラックはProject Mooncircleから最近リリースされたKidsukeの作品とも似ている。このEPの最後は"Monochrome"そして"Blips In December"という瞑想的な2曲で締めくくられており、それまでの楽しげなムードのトラック群とは異なる、よりシリアスな趣を醸し出している。
  • Tracklist
      A1 Truth A2 Algorithms and Ghosts A3 This Combo Could End Us B1 Here's Looking At You B2 Dim Lights and Meteorites (feat. Sorrow) B3 Monochrome B4 Blips In December
RA