I'm Not A Gun - Sub-tones

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  • 昨年12月にJosh Humphreyと共作したEPに続き、John Tejadaはもうひとつの長期コラボレーション・プロジェクトであるTakeshi NishimotoとのI'm Not A Gunにとって2010年『Solace』以来となる新作をリリースした。10年以上在籍してきたベルリンのCity Centre Officesを離れ、このデジタル・オンリーのEPはTejada自身のレーベルPaletteから届けられた。 これまでの5枚のアルバムから一貫しているのは、Nishimotoのストリング・オーケストレーションとTejadaのパーカッシブな巧妙さを融合しようとしている点だ。タイトルトラックでは控えめなシャッフルにストリングスと柔らかなトーンが組み合わされ、心地よくも印象強さを兼ね備えている。駆け上るようなスネア・ロールとアブストラクトな鍵盤が配された"The Color of Happiness"は、ノルウェイのバンドXploding Plastixのレフトフィールド的ハードバップを思い起こさせる。EPを締めくくる"Slide"はまるでインストのソフト・ロックさながらのノスタルジックな趣だ。このデュオがこれまでリリースしてきた作品と同様、この3曲入りEPもまた2人のミュージシャンによる卓越した技巧が存分に表れているのも確かではあるのだが、数量化できない理屈抜きの魅力に欠けているのも否めないところだ。
  • Tracklist
      01. Sub-tones 02. The Color of Happiness 03. Slider