DJ Jus-Ed - Dum Jams EP

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  • ニューヨークの不遜なレコードショップ、Dope Jamsが閉店の準備を進めているというニュースにおいてはっきりと詩的な表現をするなら、最後になってようやくその好敵手たるレコードが出てきた、といったところだろうか。2012年、Dope Jamsは「今年もっとも最悪だったレコード」としてUnderground QualityとJus-Edを名指しで痛烈に批判してきたが、ここにきてUnderground Qualityのボスは2度の反撃に打って出た。ひとつは彼が公開したyoutubeクリップであったが、ニューヨークのヒップホップ的流儀に従うかのように、今度はあからさまなディス・トラックを繰り出してきたのだ。 同一トラックの"Detox"ミックスと"Techno fuck"ミックスという2つのヴァージョンを収めたこの「The Dum Jams EP」は、単なるダンスフロアー・レコードというよりはヴォーカル中心の攻撃となっている。"Detox"ミックスにおいては、キックとスネア、鋭いシンセをシンプルに並べただけで、Ed自身がDope Jamsの「オズの魔法使い」的な世界観の内装を延々とおちょくり、Dope Jamsのライセンスにおけるアプローチに疑問を投げかけ、Dope Jamsのオーナーたちはコカイン中毒だと罵るヴォーカルが中心だ。"Techno fuck"ミックスはよりタフでざっくりとしたリズムワークによって、少しだけ音楽的なアピールが高くなって入るものの、どちらにせよこのレコードをプレイするに相応しいタイミングや場所がはたして存在するのか疑問である事に変わりはない。
  • Tracklist
      A Dum Jams (Detox Mix) B Dum Jams (Techno Fuck)