Trus'me – Remixes 3

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  • Trus'meは2012年の大半をそのバックカタログにおける擦り切れたようなハウスを痛烈でフロアに牙を立てるようなテクノへと改変させる作業に費やしていたようだ。そして、Norman Nodge、Terrence Dixon、DVS1 そしてMarcel Dettmannといった面々はほぼ間違いなくTrus'meが望む仕事をやってのけてきた。今回も、Ben Klock、Vakula、Ryan Elliottの3人が見事なリワークを提供している。Trus'meのリミックスシリーズとしては3枚目となる本作は、このマンチェスター在住プロデューサーが作り出す音楽(それがどんなフォームであれ)が、これからも我々を踊らせてやまないであろうことを示唆している。 これまでと同様、このプロジェクトは参加したリミキサーの実力を余すところ無く引き出している。Klockは"WAR Dub"をあっけにとられるほど軽めのトリートメントを施すに留め、入念に作り込まれたドラム・プログラミングをオリジナルのウィスパー・ヴォイスが見事にその性急さを引き立てている。奇妙なディープハウス・トラックを数多く手掛けることで知られるVakulaは"Need A Job"のリミックスにおいて驚きを提供している。ただハードに仕立てるだけではなく、オリジナルの焦らすようなアシッド的要素をこれ以上無いほどに引き出してみせている。しかし、そんななか最も中毒性の高いリミックスを披露したのはElliottだ。彼が手掛けた"Nards"のリミックスはシンプルさこそ保ちながらも、素晴らしくダイレクトな仕上がりとなっており、その"get up."とリピートするヴォイスサンプルに対して、ダンサーたちはひたすら没入する以外の選択肢は無いはずだ。