Mambotur - Elemental Remixes Pt. 1

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  • Argenis BritoとPier Bucciが前回Mambotur名義でリリースして以来、シーンは大きく変化した。その間にトレンドも大きく動いてきているが、彼らにとって2005年以来の新曲にしてまもなくCosmoからリリースされるニューアルバム『Elemental』からのティーザーとなる"Plane"において、この2人はまったく錆び付いていないことを証明している。活き活きとした音像がスピーカーの中から飛び出し、オーガニックなパーカッションが左右にパンニングするその空間にはどっしりとしたスムーズなベースラインが横たわる。その卓越したミックスもさることながら、BritoとLos UpdatesのリーダーJorge Gonzálezによるヴォーカルがそのサウンドデザインにさらなるフィジカルなタッチを与えている。 パリのデュオ、Masomenosがまずリミックスを担当。彼ら独特の解離的なアプローチはオリジナルを完膚なきまでに作り替えてはいるのだが、それでもオリジナル固有の音像は多かれ少なかれそのまま活かされている。とりわけ興味深いアプローチというわけではないが、Ricardo Villalobosのリミックスはやはり圧巻だ。ここ最近のVillalobosがMax Loderbauerと共に手掛けてきたリミックスは非常に美しいものだったが、若干型にはまり気味なところも否めなかった。しかし、ここで彼はヴォーカル・マテリアルを扱わせたら天下一品であることを改めて証明してみせている。13分のあいだほとんど何も起こらないのは予想通りだが、ドライブ感溢れるパーカッションにドラッギーな加工を施されたヴォーカルが飛び交い、Villalobosならではのグルーヴが素晴らしい滑らかさをもってひたすらうねり続けていく。