Uffe - Colors Outside

  • Share
  • Uffe ChristensenがCatz 'N Dogzの耳に留まる理由は一目瞭然だ。このポーランド出身のデュオは現在最も先進的で興味深いダンスミュージックを手掛けており、そのギクシャクしたリズムと複雑なベースラインこそが彼らの持ち味だ。Catz 'n Dogzが主宰するPets Recordingsからのデビュー・リリースとなる本作ではCatz 'n Dogzみずからがリミックスを買って出ており、ピッチダウンされた豊かなテクスチャーをたたえたディープなテックハウスに仕上げてムーディになりすぎることなく独自のムードを抽出している。 "I'll Leave Soon"ではそのリズムのまわりに微細なデジタル・クリックを散りばめ、そこにウィンドチャイムの音色や薄っぺらいベース的なアナログシンセ、不機嫌なヴォーカルなどを配し、やがてカラフルで泡立つようなパッドが花開き、ぎくしゃくとしたアシッド的な質感が加えられる。Catz 'n Dogzが手掛けたリミックスでは、トラック自体にさらなるひねりが加えられ、奇妙かつ力強いサウンドに彩られた不穏かつアトモスフェリックなモンスター・トラックに仕上げられており、レーザーが飛び交い巨大なベースが落下してくる。 エレクトリック・ベースのサンプルが用いられた"When the Sun Rose"では、ヒッピー調のヴォーカルとソフトなブラシの効いたパーカッションがまるでミニマルハウスの枠組みにはめこまれた西海岸サイケロックのような印象を残す。その一方、ヴァイナル・オンリーの収録となる"Colors Outside" ではAvalanchesさながらのサンプル使いをCrazy P的なディスコ・ハウスに落とし込んでいるかのようでもある。冒頭にも述べたとおり、このEPには彼らの魅力が余すところなく詰め込まれている。