DeWalta & Shannon - The Adventures Of Saint Jack De Smoove

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  • 昨年Cynosureからリリースされたドラッギーなテック・ファンク、「No Rest for the Wicked」に続くMike ShannonとDavid "DeWalta" Kochによるコラボレーション第2弾。前作ではかつてシンフォニー・オーケストラに在籍しクラシカルな音楽的素養を持つDeWaltaの持ち味が押し出されていたが、今回は"Slicks"などのトラックにおけるミュートされた渦巻き状のホーンのようなパッドにそのクラシカルさをかろうじて感じ取ることが出来る程度だ。今作ではA/B両面ともに骨太なグルーヴにまず主眼が置かれ、10分以上の長尺にわたってゾンビたちの行進のようなグルーヴが容赦なく刻み付けられている。 "Slicks"(奇妙なことに、そのデジタル・オンリーのヴァージョンとの差異が極端に少ない)ではジャジーなドラムがしっかりとした土台となり、せりあがるようなベースのモチーフと性急なアナログ・シンセのフレーズが埋め込まれていく。そのスウィートさと軽さは、Bサイドの"Smooves"でのひねりの効いたディープさと好対照を成している。"Smooves"は深夜のWatergateのフロアーで漆黒の闇のなかに浮かぶシュプレー川のようなトラック、といったところだろうか。じわじわとダビーなエコーがうっすらとしたリムショットやムードたっぷりのバックグラウンド・ノイズ(キッチンのリノリウムの床を這い回る蟲のような・・・)とせめぎあう、深夜のためのクラブ・トラック。
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