Of Norway - Blot Ditt Eige Lam

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  • 前回のリリースでは、Of Norwayにおけるその線の細いプロダクションがほんとうにライブ・ジャムによるものなのかどうか、いまひとつ確信がもてないところがあった。しかし、このデュオによって届けられたDarkroom Dubsからの最新12インチ「Blot Ditt Eige Lam(=Sacrifice Your Own Lamb、「あなたの羊を生け贄に」の意)」はまちがいなくライブ・ジャムによって作られたものだ。表題曲ではシューゲイザー的なギター・ワークが大部分を埋め尽くし、ムーディな爪弾きが遠くまでフェードアウトしていく。この点においてはどちらかというとダビーな印象で、どこか孤独感を漂わせる、草原を吹き抜けるようなエフェクトも相まってそのギターの音色は遠吠えのようにも聴こえる。トラックの中ではっきりとした存在感を主張するスネアやひそやかなマリンバのような音色はギターという皮にしがみつく骨格のようでもある。このデュオ自ら手掛けたリミックスは、そのオリジナルの面影はほとんど残していない。オリジナルのほぼ2倍にも引き延ばされ、オリジナルにはなかったビートが強調され、緊張感のあるハンド・ドラムが絡められている。このリミックス・ヴァージョンではギターは取り去られ、そのかわりに優雅なピアノ・モチーフがくるくると渦を巻いている。 テンポをアップしキックをよりタフな鳴りに仕立てたNils Noaによるリミックスは完全にダンスフロアー仕様。オリジナルで聴かれたマリンバの音色はここでも効果的に活かされ、滑らかなロー・エンドのまわりを切なく取り囲んでいる。Frisvold and Lindbaekによるリミックスもまたダンスフロアー仕様だが、こちらはオリジナルの長いリヴァーブがかかったような部分をより色濃く反映している。シンセ仕掛けの霞が覆うこのヴァージョンでは、陰鬱なコードが滑るようにレイヤーされあらゆる隙間を埋め尽くしている。
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