- メルボルン発のライヴ・テクノ / ハウス
- メルボルンで活躍している多くのアーティストが新たなキャリアへと踏み出すために海外に移住してきたが、Sleep Dの現在進行形のサクセスストーリーは地元で繰り広げられている。メルボルン南部の郊外の街、フランクストン出身のCorey KikosとMaryos Syawishの2人は、Roza Terenzi、Rings Around Saturn、Furious Frank、Cale Sexton、Booshankといったファミリーを抱える、彼らの主宰するブログからパーティー、そしてレーベルへと派生したButter Sessionsを通し、過去10年間にわたってオーストラリア周辺の才能の強力なネットワークを築き上げてきた。
Sleep Dとしての自身らの作品を通じて、デュオは彼らの街の進化するサウンドに影響を与えている。そのハウスやテクノ、エレクトロのレコードの数々は、ダークでグリッチーであろうが、明るく洗練されていようが、はたまた全く別の何かであろうが、気品と個性がにじみ出ている。昨年末にAnthony NaplesのレーベルInciensoからリリースされたデビューアルバム『Rebel Force』では、彼らが今も尚同じ場所に長く留まることなく、サウンドを磨き上げていることを証明した。
Sleep Dはキラー・セレクターとしても評価されているが、彼らは汗だくのクラブセッションとフェスティバルの大型テント、どちらの高揚感にも対応できる、没入感のある(そして一度限りの)ライヴセットを作ることに特に長けている。今回のRA Podcastで、彼らはよりシンプルなダンスフロアの瞬間を彷彿とさせる、全曲新曲のライヴパフォーマンスを届けてくれた。
TracklistSleep D - From Village To Empire
Sleep D - Together
Big Yawn - Reflex (Sleep D Remix)
Sleep D - Sacred Tongue
Sleep D - Outdoor System
Sleep D - Sunrise In The Crater (I Exist)
Sleep D - Mother