RA.741 Tzusing

  • Published
    Aug 17, 2020
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    208 MB
  • Length
    01:30:38
  • テクノ、ゴム、シンセ・ポップ。台北からのライヴレコーディング
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  • Tzusingは普段、台湾と中国本土を行き来しているが、パンデミック以降は台湾に滞在している。悪い選択ではない。どの基準から見ても、台湾はCOVID-19に関しては最も影響を受けておらず、そして最も良く備えができている地域の1つである。Tzusingが言うところの「市民としての強い義務感」と、協調性のある政府の対応が、皆が羨む状況を生み出した。そのおかげで、短期間の閉鎖を経たクラブシーンもまた、世界のほとんどの場所が実現できなかった方法で生き永らえている。 そのため、今回のミックスはこの時期にしては珍しい内容となっている。これはつい先週、ナイトクラブでライヴ録音されたものだ。Tzusingは当初、多くの人がナイトクラブ やパーティーに行けないという隔離ムードを反映させた、スローで重い足取りのセッションを提出していたが、台湾をより良く表現できると思い直前でライヴレコーディングに変更したのだ。それでも尚、台北のFinalで録音されたこのミックスは、ここ数年の彼のミックスを聴いていない人が想像するよりもスローであり、より悠然としたTzusingが表れている。それでいてエクレクティックであり、EBM、ゴム(gqom)、テクノ、エクスペリメンタル・クラブの間を行き来し、Depeche Modeによる1997年の隠れたヒット曲“It's No Good”のような予想外のハイライトも差し込まれている。Tzusingはトラックリストを明かしてくれなかったが、きっかけを与えてくれた。(DJ Bigosは様々なオンラインミックスのトラックIDを調べてはコメント欄に投稿する、謎の人物として知られる。)
  • Tracklist
      "Please refer to DJ Bigos"
RA