RA.700 Powder

  • Published
    28 Oct 2019
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    265 MB
  • Length
    01:55:35
  • 700本目のRAポッドキャストは、マスタークラスの魅惑的グルーヴ
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  • 「Powderは、ディーヴァのヴォーカルやジャッキンなドラム、あるいはホワイトノイズでダンスフロアに爆撃を仕掛けるようなことはしない。素材よりも、より暗示的に感じるグルーヴで、それとなく身体を揺さぶらせる」と、Elissa Stolmanは今年リリースされたコンピレーション『Powder In Space』のレビューの中で評した。この表現は、この日本人DJ、本名Momoko Gotoが、どのようにしてじっくりと、現在のシーンで最も素晴らしく、最も需要のあるDJのひとりになっていったのかを物語っている。 2016年のBreaking Through 特集の取材で我々が初めてPowderに会った時、彼女は会社員として東京の高層ビルで働きながら音楽活動を続けていた。当時は、その9時5時の生活無しでフルタイムのミュージシャンとして活動できることなど、想像できないと語った。それから3年経った現在、彼女は会社員を辞めており、受信ボックスは世界中からのDJオファーで溢れ返っている。 700本目のRAポッドキャストは、そんなPowderの魅力全開のミックスだ。最近のツアー中にプレイした9時間セットのうちの、午前4時から午前6時頃までの録音で、その2時間の中では、繊細でうっとりするようなループとグルーヴを聞くことができると同時に、スリリングなクライマックスに向かって満ち引きするエネルギーを感じることができる。生の活気溢れるこの録音は(時折聞こえる歓声も含め)、今絶好調にいるDJの姿をショーケースしている。 近況報告をお願いします。 ニューヨークのBeats In SpaceからミックスCD「Powder In Space」をリリースしました。それから間もなく、北米、南米、ヨーロッパ、中東を回るツアーを行いました。つい最近帰国し、長崎で家族と一緒に時間を過ごしました。11月から再びアジアツアーを行う予定です。 ミックスの制作環境を教えて下さい。 ツアー中にある郊外のクラブでプレイしたセットの録音です。9時間オールナイトでプレイしたセットの中から、午前4時頃から午前6時頃を抜粋しました。 ミックスのコンセプトについて教えて下さい。 ツアー中に経験した様々なグルーヴを、一つにすることを考えています。まず、それぞれのグルーヴを自分なりの解釈に変換し、次に、その場の環境に合わせ微調整しています。楽曲や音源が混ざり合いながら変遷し、本来の意味が薄れていくのを感じます。それが上手くいけば次のステップに進みます。そういった作業を繰り返すのみです。 Breaking Through特集の取材で話した時から3年が経ちましたね。その後の生活はどうですか? 海外でプレイする機会が増えたので、ツアーを続けています。年の半年以上自宅を空ける生活をしています。 新たに立ち上げたレーベルThinner Grooveの近況を教えてください。 1月に第一弾、5iveによる「Planet Be EP」をリリースしました。第二弾は、古い友人たち、Sonic WeaponとK-LINEによるコラボレーションEP「G」をリリースします。11月には、彼らのホームである名古屋のクラブMagoで一緒にリリースパーティーをする予定です。 今後の予定は? 今後何が起こるか分かりませんが、今は音楽を作りたいと思っています。