- ブリストルの才能によるワイルドなセレクション
- 今から5年足らず前、BruceことLarry McCarthyは、UKのベスト・ダンスミュージックレーベルから楽曲をリリースするという目標を持っていた。彼はその目標をあっという間に、それも劇的な形で達成した。最初の2枚のEP、Livity Soundからリリースされた「 Just Getting Started / Tilikum」とHessle Audioからの「Not Stochastic」は、はっきりとした音のシグネチャーを持つ一人のアーティストの存在を世に知らしめた。予測不可能な遊び心があちこちに感じられる、がっしりとしていてバンギンなそのダンスミュージックは、クラウドたちが喜びそうなヤマ場と困惑の瞬間が同じくらい存在していた。また、電子音響のサウンドデザインの知識を持つMcCarthyは、リスナーの足をすくうような思いも寄らないこともするが、いつだって巧みに元の足取りに戻してくれる。この押し引きこそが、最近の記憶の中でも特にスリリングな幾つかのトラックを生み出している。
ダンスフロアへ爆弾を投下することに熟達する一方で、McCarthyはクラブを超えた未来を示す、幾分かの感情的ニュアンスをすぐに見せた。「The Trouble With Wilderness」や「Before You Sleep / In Line / Sweat」のような12インチ作品の中で駆け巡っている感受性と巧みなタッチ、つまるところ緊張感は、最近リリースされたデビューLP『Sonder Somatic』で見事結実している。RA.651では、T++やChristoph De Babalonらベテランと、Ossia、Batu、そして彼自身といったブリストルの現行シーンで活動する強力なアーティストたちによる強烈なトラックを織り交ぜ、同様に光と影の調和を表現している。
TracklistBruce Vs. Ossia - Concrete What
Bruce - Baychimo
Elmhurst - AntZ
Cleyra - Untitled
Harmonious Thelonious - Ayranman
Mr. White - Gimme Some Acid
Ossia - Dub Hell Version
Metrist - Qaqq ATA
Bruce - I'm Alright Mate (Asusu VIP)
The Genesis - Crazy Bout You
Bruce - Meek
Thomas Fehlmann - Window
Szare - Sediment
Pearson Sound - Rubble
Kit Seymour - Light On The Second Floor
Mouth - Voyage To The Bottom Of The Sea
T++ - Allied
Bokeh - Fast Fiver
Akiko Haruna - Hetero
The Maghreban - Eddies (Batu Remix)
Xes Noise - B2
Bjarki - Fork 2-2
Christoph De Babalon - Damaged III
2562 - Hijack
Borderland State & The Best Kisser in L.A. - Silicon Overseer
Bandulu - Non-Stop
Lee Gamble - For Infernomatics
Bruce - It'll Pass
Trina & Tamara - What'd Your Come Here For? (The Phuturistic Mix)
Haron - Caverne