RA.610 DJ Bus Replacement Service

  • Published
    Feb 5, 2018
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  • Length
    01:09:11
  • 大笑いしよう
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  • Doris Wooは他のどんなDJとも違う。ステージ衣装である北朝鮮の最高指導者・金正恩のコスチュームを彼女は全てのギグで必ず身に付ける。だが、そんなことは彼女のプレイする音楽と比べると取るに足らない事実だ。DJ Bus Replacement Serviceのセットで起きていることをきちんと要約するのは難しいが、まずは漫談芸人と比較する人が多いかもしれない。だがそれは、クラブミュージックの最も狂ったスタイル(ゲットーハウス、ガバ、ハードテクノ)と、非常に変わった音楽的目新しさ(その一例が、このミックス中のトラックタイトルのひとつ、”'Roxanne' by The Police But Every Time They Say "Roxanne" It Gets Faster”だ)によってオーディエンスを踊らせながら、同時に面白半分でオーディエンスの反感を買うような、そんな芸人だ。そのことについて、Woo自身は的確に表現している。「私は自分自身の楽しみの為に、みんなの前で酷い、間違った音楽をかけるのが好きなだけ。」 彼女はただ面白いというだけの存在では決してない。DJ Bus Replacement Serviceは現在、思いがけない逸材になりつつあり、2017年はSónarやFreerotationといった大型イベントへの出演を果たした。(彼女は今夏、再びFreerotationにラインナップされている。ソロアクトとしてのほか、夫であるSurgeonことAnthony ChildとBaby Cheeses名義でも出演する。)彼女の不思議な魅力をどう説明したらいいのか?Angus Finlaysonは先日The Hourで、次のように語った。「ダンスフロアで大笑いするなんて毎週末あるような出来事ではありません。でも僕は強くオススメします。」それを聞いて妙に唆られた皆さん。あるいは唆られていない皆さんにも、我々はRA.610を強くオススメしたい。
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