- メロディーとソウル
- Mafalda Gil Meirelesがポルトガルからロンドンへの移住を決心したのは、2014年のある日の午前4時、満員のCorsica StudiosのフロアでSadar Baharがジャズのレコードをかけたその瞬間だった。 「あの瞬間はとてもパワフルだった」と、彼女は先日The Vinyl Factoryのインタビューで語った。「ここに引っ越そうと決めた瞬間だった、クラブの中でジャズを聴いて踊る人たちに心を奪われたから」。その夜のラインナップにはFloating Pointsの名前もあった。それから3年後の現在、MafaldaはFloating Points、DJ Love On The Run、Elliot Bernardと共に、レーベルMelodies Internationalを運営している。また、同レーベルが主催する人気パーティーYou're A Melodyのレジデントにも就任。さらに彼女は、NTSへ頻繁に出演しているほか、ハックニー・ロードにある小さいながらも品揃えの良い中古レコードショップ、Cosmos Recordsのスタッフでもある。彼女はすっかりロンドンに自分の居場所を見つけたと言っても過言ではないだろう。
この街における重要音楽ヘッズの1人としての評価は確立したものの、Mafaldaは控えめな姿勢を保ち続けている。Meloies Internationalの裏方の存在である彼女は、Tomorrow's Peopleの『Open Soul』、そしてAged In Harmonyの『You're A Melody』という、ジャズ史上で最も高額がついたレコードのうちの2枚の再発決定に貢献した。You're A Melodyファンには必需盤のこれらのリリースは、単なるリイシューとは訳が違った。新しいアートワークと"Melozines”というマガジンが付属した、愛情を込め、手間暇かけて完成された作品であった。
ジャズ、ソウル、ブラジリアンミュージックなどで構成されたMafaldaのRAポッドキャストは、彼女のスペシャルな魅力を体現している。彼女にただ単純に、自分とって大きな意味を持つ美しい音楽をプレイしているのだ。それは魂のこもった行為であり、Mafaldaは「平和、光、愛、結束、そして希望」が全てであるとコメントしている。
TracklistBinker And Moses - Gifts From The Vibrations Of Light
Dee Dee Bridgewater - Love From The Sun
Christian Scott aTunde Adjuah feat. Elena Pinderhughes - Liberation Over Gangsterism
Steve Reich - Music For A Large Ensemble
Jan Hammer Group - Don't You Know
Helio Matheus - Eu, Réu, Me Condeno
Quinteto Ternura - Baby
Andrea Davis - You Gave Me Soul
Jack Jacobs - I Believe It's Alright
Connie Laverne - Can't Live Without You
The New Rotary Connection - Love Has Fallen On Me
Jeanne Lee - Sundance
The Ensemble Al Salaam - Peace
John Coltrane And Alice Coltrane - Peace On Earth