RA.594 Nick The Record

  • Published
    16 Oct 2017
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    295 MB
  • Length
    02:08:42
  • Arthur Russellへのトリビュート・ミックス2時間
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  • あなたが初めてArthur Russellの音楽と出会ったのはいつだっただろう? Paradise Garageで"It's All Over My Face”を聴いた時? それともSoul Jazzからコンピレーション『The World Of Arthur Russell』がリリースされた時? 『Calling Out Of Context』に収録された悲しく控えめで美しい曲、"That's Us/Wild Combination”あるいは"You Can Make Me Feel Bad”に魅了されたことはありますか? 彼の唯一無二の声は、異質なディスコトラックやフォークソング、現代音楽、あるいは声とチェロの奇妙な子守唄など、広範に及ぶカタログの中で響き渡っている。 ブライトン在住のNick The RecordことNick Girdwoodは、早くからArthur Russellの魅力に気が付いたひとりだが、あなたがNick The RecordというDJについて何かしら知っているならば、それも予想の範囲内かもしれない。Girdwoodは’90年代初期にロンドン郊外で開催されていたフリー・パーティーでDJのキャリアをスタートし、後に日本の野外ダンスミュージック・パーティーLifeforceへそのアウトローなエネルギーを持ち込み、20年近くにわたり3ヶ月毎にLifeforceへの出演を続けていた。同時に、UK随一のレアなソウル、ディスコ、ダンスミュージックのディーラーとなっていった。 ‘90年代半ばにUSへレコードを掘りに行った彼は、南部のとあるウェアハウスでRussellのアルバム『World Of Echo』に巡り合い、すぐさま残りの在庫を買い取った。そこからRussellのあまり有名ではない控えめな楽曲たちの虜になった彼は、遂にはニューヨークシティを訪れ、Russellの長年の恋人であったTom Leeから、未発表のアセテート盤やテープを直接購入するに至った。今年の夏、ロンドン拠点のリイシューレーベルBe With Recordsは、Russellが’80年代初期に所属していたバンド、The Necessariesによるアルバム『Event Horizon』のデラックス盤を発売する権利を獲得した。そのリリースを記念し、同レーベルはNick The RecordへArthur Russellミックスの制作を依頼。光栄にも、そのミックスを今回我々が公開することになった。2時間に及ぶこのセットは、初心者にとっての大々的な入門教材となるが、かつて“DylanとColtraneが一緒になったようだ”と称されたアーティスト、David Mancusoによる未発表バージョンや未発表マテリアルがたっぷり含まれており、ハードコアなファンにとっても嬉しい内容となっている。