RA.560 Visible Cloaks

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    20 Feb 2017
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    115 MB
  • Length
    00:50:10
  • 第四世界の向こうへ
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  • Visible Cloaksによる2010年のミックス「Fairlights, Mallets and Bamboo — Fourth-world Japan, years 1980-1986」は、現在多くの人を虜にしているジャパニーズミュージックへの入り口であった。そのセレクションは、エレクトロニックでフューチャリスティックだが、オーガニックで古く、実験的で探索的であるが、親しみやすく、そして温かく聴こえた。地理的に特定することのできない、どこか想像上の未知なる場所から放たれた音楽のように感じた。 だがそれは、RVNG IntlからリリースされたRyan CarlileとSpencer Doranによる最新アルバム『Reassemblage』において、驚くべき形で蘇った。同作は、異国情緒と非西欧音楽、特に日本の音楽への知識と好奇心から生まれており、タイトルは、異文化への理解の不可解さを描いたTrinh T. Minh-ha監督による短編映画にちなんでいる。Visible Cloaksの音楽も同様の方針をとり、世界の異文化が持つエネルギーを音世界の中で検証し、理解のギャップと現代のサウンドデザインに当てはめ、何か新しいものを創造している。 Visible CloaksのRAポッドキャストは、こうした思考の延長にある。細野晴臣や坂本龍一といった日本の重鎮の楽曲を多くフィーチャーしながらも、ヨーロッパ産コンクレートの達人や、アメリカ産アヴァンギャルドの奇才、シカゴハウスのアーティストまでを繋ぎ合わせた、豊かな物語となっている。様々な年代、国を跨ぐにも関わらず、ミックス全体に通る脈は、紛れもなくフューチャリスティックだ。