RA.545 Ziur

  • Published
    7 Nov 2016
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    118 MB
  • Length
    00:51:31
  • 多様なジャンルから選曲されたハードなクラブミックス
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  • エクスペリメンタルなクラブミュージックの世界は、互いに調和するのではなく衝突し合うゴツゴツとしたサウンドで埋め尽くされている。そのスタイルは暴力性や攻撃性を表現するのに適しており、ダンスミュージックの場合、冷徹であると同時に畏敬の念を抱かせるものとなる。そうした世界を少し変わった方法で探求しているのがベルリン拠点のアーティストZiúrだ。彼女はタフなテクスチャーといびつなサンプルを詰め込んだトラックを制作しているのだが、優雅さをもってそれを実践しており、Infinite Machineからの「Taiga」(英語サイト)とObjects Ltdからの「Deeform」(英語サイト)のEP2枚は怒りと優雅さを同等に感じさせる。この2枚は2016年で特に衝撃的なクラブミュージックだ。 ベルリンで開催されているパーティーBoo Hooを立ち上げたひとりである彼女は、エクスペリメンタルなクラブミュージックの制作だけでなく、JanusやCreamcakeといった志を共にする仲間と一緒に同市でジェンダー運動も行っている。ZiúrのDJは自身のトラックと同様、多様性に富んでおり、タフなビートを基盤にしてポップ、ジャズ、エクスペリメンタルといった音源から入念な選曲がなされる。今週のPA podcastでは、Nicki Minajの"Stupid Hoe"をミックスする他、Rihannaの"Sex With Me" をおぼろげなサウンドへと変化させてビート上に浮遊させる彼女の手腕を味わうことができる。さらにpodcastが進むにつれ、Chino Amobi、Duke Ellington、Amnesia Scanner、Bian Eno、David Byrneといったアーティストたちの楽曲も混ぜ合わされており、彼女の作品と同様、このミックスもまったくブレることのない大胆不敵な仕上がりとなっている。 近況報告をお願いします かなりの数のパーティーでDJをしていて、すごく楽しんでいるわ。友達と会えたときは特にね。 今回の制作環境を教えて下さい 自宅でパソコンを使ってミックスを"制作"したって言えばいいかな。ミックスではすごいスキルを見せつけるんじゃなくて、リスナーをサウンドジャーニーに連れていきたいと思っているから、そうやってミックスを作るのが一番なの。それに効率もいいし。私はいつも効率の良さを優先しているの。お金をかけずにアートが生まれるのって素敵だし、そうやってたくさんのものを作ることができれば誰にでも手が届くものになるでしょ。 今回のミックスで意識したことは何でしたか? ミックスするときはいつも出来るだけ多様性があって親しみやすいものにしたいと思っているけど、同時にまとまりのあるものになるようにしているわ。2曲のクラブミュージックをミックスしながらスラッシュメタルやジャズの曲を加えるのってすごく面白い。今回のミックスでは3~4曲同時にかかっていることが多くて、作っていてすごく楽しかったわ。 ベルリンでBoo Hooというパーティーを開催していますが、パーティーが始まった経緯と音楽ポリシーについて教えて下さい。 Boo Hooを始めたのは2年くらい前。誰でも参加しやすいコミュニティの場を作って、クラブ環境ではあまり流れない音楽を聞けるようにしたいと思ったの。ベルリンにこれ以上テクノパーティーは必要ないかもしれないけど、そんなことは気にしていないわ。アーティストの音楽作品が好きなら、私たちはその人たちをブッキングする。すごく人気のある人であろうと、まったく聞いたことのない人であろうと関係ない。私たちにとって特に重要なのは、女性やトランスジェンダー、白人以外の人たちをラインナップとしてプッシュすること。誰をブッキングするのかを意識しているとオーディエンスだけじゃなくイベント全体の雰囲気にも絶対に影響を与えると思う。"安全な場所"という存在を信じているわけではないけど、これまで私たちは"最高の自由空間"を生み出してきたわ。 制作されている音楽はかなり攻撃的で激しいですが、それは意図的なものなのでしょうか? その質問に答えるのはそんなに簡単じゃないわね。私にとって制作プロセスはエモーショナルなものだから、音楽を作っているときは考え過ぎないようにしているの。自分の好きなインダストリアルなサウンドがあって、そのサウンドに惹かれることが多いから、私の作った音は攻撃的だって言われることが多いのかもしれない。でも自分ではそこにある種の気軽さも含まれていると思う。音楽制作にかんしては妥協しないと決めたときがあって、そうやって意識したことで自分の好きなサウンドをもっと大事にして、全体的な楽曲構造なんかを気にしないようになったのかも。でも変わらないものって無いし、将来、みんなが驚くようなことをやるかも。 今後の予定を教えてください ファーストアルバムを制作中なの。2017年にPlanet MuとObjects Ltdのジョイント企画としてリリースする予定よ。あと、劇作品の音楽を制作する計画があるわ。何人かとコラボレーションしたり、リミックスなんかの予定もあって待ち遠しいわ。
  • Tracklist
      N-Prolenta - SCREAM PA MI  0comeups - Try To Levitate Above It All Nicki Minaj - Stupid Hoe Rules - Heat Gil - Many Shizuo - Sweat Bungalovv - Loboherido Jikuroux - Ruptured Pulse Rihanna - Sex With Me Exit Sense - Turn On The Lights Ziúr - Cipher Daydream Soda Plains - Destroyment Yves Tumor - Serpent I MC Pikachu - Sequencia Du Putaria (MM Dead Space Edit) Dj L‡cOx feat. Dj LilFOx - Coisas Serias  (Ball Em Up Edit) Y1640 - Spit Intent Zakmatic - Menace x Same Mistakes Duke Ellington & His Orchestra - Afrique Nailbomb - Wasting Away  Bonaventure - Complexion (Chino Amobi Remix) Ausschuss - Laboured ?? - There It Is Amnesia Scanner - AS Chingy The Paginas - LipGloss Brian Eno & David Byrne - Regiment Ceramic TL - This Looks Just Like It, The Answer To My Prayers - I Thought My Life... WOLF & 111X - Final Star  SKY H1 - Hybrid Abyss X - Tacit Sade - Immigrant Galtier - Chain Hildur Guðnadóttir - Erupting Light