RA.474 Carlos Souffront

  • Published
    29 Jun 2015
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    196 MB
  • Length
    01:25:25
  • 2000年から届く別次元の信号
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  • Carlos Souffrontは、Patrick Russellや、Mike Servito、そしてNo Way Backを主催するInterdimensional Transmissionsクルーらと同じ世代のデトロイトのDJである。アンダーグラウンドのパーティーやラジオ番組などを通して、地元のダンスミュージックを吸収して育った彼らは、テクノを幅広い視線で捉え、挑戦的なスタイルでDJする世代としてシーンに登場した。Souffrontの仲間たちは、その後ニューヨークへと移ったり、デトロイトのアンダーグラウンドのより深い領域へと進んで行ったが、彼はサンフランシスコに移り、チーズ屋の仕事と音楽という二足のわらじをはいた。Souffrontが幾度となくプレイしたことのある、The Bunkerのパーティーなどのイベントに通う、アメリカのハウス/テクノ・ファンなら、彼が深く、幅広い選曲をする才能溢れるDJであることは知っているはずだ。今夏には、彼はPanorama Bar、Dekmantel Festivalや、イビサのZoo Projectに出演予定であるため、ヨーロッパのファンも彼のDJを味わうことができる。 彼のDJを知らない人にとって、今回のRA.474は、彼のクラシックなスタイルのDJプレイへの入り口となるだろう。以下で彼が語っている通り、このミックスはアンアーバーのラジオ局WCBNでの自身の番組で披露した10年以上前のミックスであり、収録されているのは彼が「現在でもよくかけている楽曲ばかり」である。 まずは近況報告をお願いします Movement 2015の疲れを癒しているところだよ!最近The Bunkerにお願いされて、AFXのSoundCloudにアップされた200曲以上のトラックを使ったミックスを作ったんだ。家にはCDJがないから、Underground SFでミックスを録音させてもらったんだ。バーでひとりであの濃密な楽曲たちをミックスしたのは良い経験になったね。そのミックスを録音するまで、あのトラックを全部ずっと聴いていたんだ。今年はこれまで以上に沢山、人気ヴェニューでのギグがあるから、楽しみだよ! ミックスの制作環境を教えてください アンアーバーのWCBN-FMで僕のラジオ番組にてオンエアでミックスしたものを、VHSのテープに録音したものだ。2000年の1月20日から21日にかけて、月食の夜だった。 デトロイトのDJにとってラジオは重要な存在でしたよね?特にフリーフォーム・ラジオは。あなたのDJの仕方に、ラジオの影響は大きいと思いますか? デトロイトのラジオにはかなり影響を受けたね。きっとある程度の年齢のデトロイトの人なら、DJでなくともそう言うだろう。ミックス・ショウや曲をテープに録音して、自分で買ったレコードも混ぜて自分の“マスターミックス”を作っていたね。しかしフリーフォームとは言えないかもしれない。商業ラジオのダンス・ミックス専門番組だった。フリーフォームのラジオはその後なんだ。大学在学中と卒業後、WCBNでフリーフォーム・プログラミングのミュージック・ディレクターとDJとしてボランティアで働き、Brendan Gillenからダンス・ミックス・ショウを受け継いだんだ。 デトロイトでラジオをやっていて学んだことは多いね。ベストなパートを常にかけるべきとか、内容の次に大事なのは音質、常にアナログのほうが音が良いとか、誰も聴いていないかのように曲をかけるべきであり、皆が聴いているかのように曲をかけるべきでもあり、バラエティは幅広く豊富にし、なおかつ時には特定のスタイルを深く掘り下げる、など。挙げればきりが無いよ。 「Carlosは何でもかける」と言っているDJをきいたことがあります。わざと変化球を放り込んで人々の予想を裏切ろうとしていますか?それとも自然にそうなるのでしょうか? とにかく好きな曲をかけているだけさ。そして特定のスタイルやアーティストにフォーカスはするが、とにかく色々なものが好きなんだ。最近他のインタビューでも変化球について訊かれたんだが、僕はそうは思っていないんだ。自分がかける曲は自分の中では繋がりがある。他の人には伝わらないことなのかもしれないが、あるんだ。確かに年々、直線的な展開のプログラミングにはどんどん興味を失っているね。しかしイベントに合うと思う曲を選ぶのにはたっぷり時間をかけているし、僕の頭の中ではそれらの曲には共通の何かがある。流石に“何でもかける”ことはないね。かける曲にはかなりうるさいほうだし、新曲でかけたくなるものが中々見つからないから、古めの曲を中心にしてしまうぐらいだ。 チーズに詳しくない人に、あまり知られていないチーズをおススメするとしたら? もう僕は20年チーズ業界にいるんだ。チーズ・コミュニティはテクノのコミュニティに似ている。素晴らしく、熱狂的な人々が集まる、小さくもグローバルな村であり、その周りにはカネ目当てのハイエナたちがうろうろしている。僕が大好きなあまり有名ではないチーズは、最適のバージョンだったりコンディションだったりで見つけるのが難しいため、その人がどこでチーズを買おうとしているのか知っている場合以外は、具体的な銘柄を言うのを控えているんだ。むしろ、試食させてくれて、目の前でチーズをカットしてくれるチーズショップを探すことをおススメするよ。そしてそこの店員に今一番美味しいのは何か、完璧なコンディションのものは何か、入荷したばかりのものは何かきいてみるべきだ。あとは、偉そうな店員と駄目な接客の所は避けよう。素晴らしいチーズはたしかに高級だが、手の届く贅沢だ。そして、チーズ屋さんの人には優しくしよう。彼らは努力家で、あまり儲かっていないし、チーズ以外のことにも詳しい場合が多く、セクシーで素晴らしい人間たちだ。次にチーズ屋を見かけたときは、お金を使っていこう。 今後の予定は? ピザを丸ごと平らげるつもりさ。