RA.461 Tama Sumo

  • Published
    30 Mar 2015
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    206 MB
  • Length
    01:29:48
  • Panorama Barのレジデントが手腕を発揮
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  • Kerstin Egertを語る際、“彼女ほど優しい人はなかなか出会えない”といった月並みな表現をしたくなってしまいがちだが、それは少々的外れになってしまう。彼女はむしろ、溢れんばかりの熱意に帯びた人だ。彼女の愉快な笑い声と、シャイでありながらオープンな振る舞いは、優しさと温かさに満ちている。そして、それと似たようなことが彼女のDJセットにも言える。活動初期にベルリンのゲイ・パーティーでプレイしていた頃から、Panorama Barのレジデントを務める近年まで、Egertはその明るく、ファンキーで、フィールグッドなDJスタイルで幾度となくダンスフロアを盛り上げてきた。 しかしTama Sumoを語る上で重要なのは、彼女が提供するグッド・ヴァイブスだけではない。Egertの人生はハウス・ミュージックの核にあるものと深い関わりを持つ。保守的な環境に育った同性愛者である彼女は、より寛大で包容的なコミュニティを求めて旅にでた過去を持つ。彼女のDJを聴くオーディエンスの大半は知らないだろうが、この経験は彼女のサウンドの糧となり、選曲に深みを与えている。音楽においてオーセンティックであることは稀な現象だが、Tama Sumoはハウスが元々提唱していた愛のメッセージと感情の癒しの信念に忠実なプレイをする。RA.461では、そんなTama Sumoがカルト的人気を誇るに至った理由が解るだろう。 近況報告をお願いします 最近は沢山ツアーをしていたし、より家庭的になってきた。家の改装もしていた。あと、素晴らしいライブコンサートにも色々行ってるの。エチオピアのジャズの巨匠Mulatu Astakteや、Konono No 1、D'Angeloとか、Lakuti、Ari (彼女のAfrikan Sciencesとのコラボ作であるデビューEPはUzuriからもうすぐ発売)のライブを見た。それとThe Knifeの"Ready To Lose"のリミックスをTarantism名義でやったんだけど、これはすでにデジタルでリリースされていて、今後アナログでも発売する。 ミックスの制作環境を教えてください 家で、2台のタンテとベーシックなミキサーで制作した。 ミックスのコンセプトについて教えてください このミックスのテーマは、私の足や心が動かされる新旧の曲をあつめて、流れを止めずに、なおかつ幅広いミックスにすること。普段クラブ環境でDJとしてやっていることをやったんだけど、普段よりは時間の制約が少なかったね。 今後の予定は? 2015年でも引き続きやっていくプロジェクトが2つある。まずは、ロンドンの素晴らしいラジオ局であるNTSで、Lakutiと私がキュレーションをつとめる、ベルリンから放送している番組。3ヶ月に1回ほどの頻度で、一緒にDJをしたい人を呼んだりするわ。もう1つは、ベルリンのSüdblockで、Prosumer、Mysti、Mikaと私でやっている英語とドイツ語のクイズ・イベント。 あと、Lakutiと私はPanorama Barで今年3回イベントをキュレーションする機会をもらったわ。5月と9月と11月にやる予定。まだ出演アーティストは決まっていないから具体的なラインナップは発表できないけど、イベントのアプローチは私たちのDJに似て、幅広い音楽をかけながらも、なおかつ統一感のあるパーティーにしたいと思ってる。 そして、ロンドンのDance TunnelでやらせてもらっているパーティーシリーズのYour Loveも同じ。バレンタインデーにLakutiと一緒にやったのが最初で、2回目は5月23日土曜日にSadar Baharとやる。もちろん、2015年にはいくつかギグも控えているわ。;-)