RA.435 Call Super

  • Published
    29 Sep 2014
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    205 MB
  • Length
    01:29:38
  • 注目を集めるニューカマーが届けるサウンド
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  • 未来主義的な思想をもった音楽ではあるものの、テクノにおける革新は飛躍的に、というよりは徐々に起こる傾向がある。しかし時折、このジャンルにどれほどのポテンシャルがあるのかを思い出させてくれるアーティストが頭角を表す。Call SuperことJR SeatonはUK出身のプロデューサーであり、好奇心に満ちたアプローチで制作をする彼は新進気鋭のテクノ・アーティストとして注目を浴びている。現在はベルリンを拠点にしているSeatonは、しっかりと地に足がつくまで数年かかった。元々彼は繊細なバレアリック・ハウス作品を、RelishやNocturnesといったレーベルから本名でリリースしていた。Call Superとは、最初はMatt Waitesとのユニットの名前であったが、12インチを数枚リリースしたのちSeatonのソロプロジェクトとなった。この頃にSeatonのスタジオにて何があったのかは定かではないが、彼が2013年の頭に再浮上し、Houndstoothから「The Present Tense」をリリースしたときは、彼の新しい一面が提示されていた。細部まで作り込まれた、ダイナミックかつ探検的な同作は、その後に同レーベルから続いた12インチ3部作の第一弾であり、どの作品も毎回新しい雰囲気や感情を表現していた。これらのリリースはSeatonの幅広さを物語っており、その後リリースされた彼のデビューアルバム『Suzi Ecto』は、その多様さを素晴らしい形で拡張したものであった。最近のThe Quietusでのインタビューで彼は、同作を通して幸福感と不安感という対極に存在する感情を表現しようとしていたと語っており、ひとつの曲や、ひとつの瞬間でその両極端を表すことに成功している。 最近彼がリリースしてきた作品は編集部の間でも人気であり、彼が今回のために制作してくれたミックスも期待を裏切らない。以下のトラックリスト、そしてインタビューで解る通り、今回のRA.435は、彼がこれまで刺激を受けてきたものが豊富に含まれており、彼の過去から現在までの点と点を線で結ぶ、とてもパーソナルな内容になっている。 まずは近況報告をお願いします 今週はレベルを調整。休みをとって、料理して、読書。旅とか、ネットとか、せわしない行動はそんなにしてない。ここ数週間は『Suzi』関係のことで忙しかった。 ミックスの制作環境について教えてください 2台の1210とXone:92を使用したんだ。ターンテーブルは持ってないから、友人の家に行って録音させてもらった。だから行って1発録りで仕上げないといけなかった。いつかこの状況を改善して、もっと作り込んだミックスを制作できるようにしたい。 今回のミックスのコンセプトについて教えてください 過去に影響を受けてきたものをハイライトして、最近のものとどのように関連しているかを見せたかったんだ。そういった曲をどこで手に入れたかをトラックリストに明記しているが、これは、俺を成長させてくれたものを紹介してくれた人々へ敬意を表したんだ。 あなたのサウンドデザインに惹かれる人は多いようです。これは制作していて特に楽しい過程ですか? 最も楽しんでいる過程ではないが、どの制作ステージもなるべくクリエイティブにアプローチをすることを心がけている。まだ無限の可能性が感じられる段階での音加工はとても好きだ。作業を進めて行くと、どんどんと遊びをする選択肢が減って行くんだ。 アルバムというフォーマットに挑戦したことで、あたらしい創作の道筋が見えたと感じますか? あのアルバムに関するコンセプトはレビューなどでよく語られていて、それはとてもありがたく思ってるんだ。そのことに関して俺は意識しているし、アルバムには色々な要素が入っているが、俺の口から語るのは細かい情報だけにしておきたい。例えば、Suzi Ectoは様々な姿を持っている。彼女は、俺が6歳のときに苦しんでいた喘息によって死ぬ確率が高いと俺と母に言ってきた看護婦だ。それ以来、俺が常に死を意識し、心気症に悩まされてきたのは彼女のせいだと思っている。毎日、地平線の向こうには、誰もがいつかは迎える運命が居座ってドーナッツを食べている。面白いことに、孤独な死を遂げることを避けるために母がとった行動は、自分で老人村を作り、他の住民を全部友人にし、のどかな場所で彼女の思い通りに暮らすことだった。そして偶然にも、彼女はSuzi Ectoという女性を薬局担当にしたのだった。 アルバムというフォーマットはとても奥が深くて、色々なアプローチをとることが可能だが、今時の作品はつまらない手法のものが多いと思う。昔から思っていたし、今も思っているのは、アルバムに明確なアイディアがあるかどうかが昔以上に今重要になってきていると思う。特に、クラブで使い捨てられるだけの音楽にしたくないならね。 今後の予定は? 今はスペインにいて、しばらくここを出ないつもりだ。その後は、UnsoundでTJ [Objekt]との共演があって、その後もクリスマスまでは色々とギグが控えている。
  • Tracklist
      When I Have Grown, I Will Have A Piano: And There Will Be Other Innovations A record gifted to me by Max Bondi at Tartaruga Records. A record purchased at Music & Video Exchange [MVE], Soho. A record introduced to me by Alex Voices. A record purchased at MVE, Camden. A record introduced to me by Ben Williams in MVE, Notting Hill. A record purchased at Rush Hour. A record first heard at Wilde Renate. A record given to me at Horst Kreuzberg. A record that had Mo. A record purchased from Sounds of the Universe. A record purchased at MVE, Camden. A record first heard played by Mr. C. A record made somewhere in my Kiez (I don't know where.) A record purchased from Sounds of the Universe. A record I believe I heard live at 285 Kent. A record first heard at The End. A record gifted to me by Andrew Ingram at Tabernacle. A record purchased from A1 Records. A record purchased from Phonica. A record first heard at 03:26 on 24/04/04 at a house party east of the Essex Road. A record purchased from 180g. A record purchased from Hard Wax. A record purchased at MVE, Camden.