RA.430 Shxcxchcxsh

  • Published
    25 Aug 2014
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    154 MB
  • Length
    01:07:07
  • スウェーデン人デュオの鋭利なテクノ
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  • 覆面を被ったり、別名義を使用したり、ホワイトレーベルの12インチを出したりと、素性を伏せて活動することはテクノにおいてなにも新しいことではない。むしろSHXCXCHCXSHにとってはただのジョークのようだ。名前は発音できず(しようとすると、ただのホワイトノイズにしか聞こえない)、曲名は読めず、テクノの厳格な骨組みを完全に無視しているこのスウェーデンの2人組は、覆面ユニットでよく見受けられる美学にも囚われていない。去年出た彼らの野心的なデビュー作『STRGTHS』には、とても感心させられた。そして今回、彼らは新作を引っさげて戻って来たわけだが、『Linear S Decoded』は現時点での彼らの最高傑作と言える。耳障りな喧騒とメロディアスな甘美の間を行き来する同作は、意図的に道を外れている。だが今回は曲名が読めるものになっていた(が、どういう意味なのかは解らない)。 SHXCXCHCXSHのRAポッドキャストも同じアプローチであり、ノイズからポスト・パンク、テクノへと展開しながらも、常に予想の斜め上を行っている。今回、彼らはトラックリストを提供してくれていないが、聞いたところSuicide、Untold、Max Loderbauerや、Smith & Mightyの曲までもが入っていた。今回、ミックスだけでなく、彼らの初となる(読める)インタビューを得ることに成功した。 まずは近況報告をお願いします ここ1年はニューアルバム『Linear S Decoded』の制作に集中していたんだ。毎週木曜日に会って、一緒に新しく曲を作る、ということを13曲揃うまで続けた。あと、秋にやるツアーのために衣装を決めたりライブのリハーサルをやっていたんだ。 ミックスの制作環境を教えてください Norrköpingの僕らのスタジオで制作したんだ。 ミックスのコンセプトについて教えてください 空気感を大事にしたんだ。1時間ずっと同じではなくて、どんどん変化していくものにしたかった。だから色んなものを詰め込んで、どうなるか試してみた。作ってる時は、フロアを意識してなかったけど、グルーヴ感は大事にしたね。アンビエントの領域に行き過ぎないようにしたんだ。 ニューアルバムには何かテーマ、あるいはインスピレーションになったものはありますか?今回は読める曲名にしたのは何故だったのですか? このプロジェクトで僕らが掘り下げたいことは、コミュニケーションの取り方を色々と模索することで、それは今も変わらないんだ。ストーリーを伝えるために必要なものは何か?って考えるんだ。抽象的にしたほうがいいときもあるし、そうじゃないほうがいいときもある。今回は別のことをやってみて、反応を見たかったんだ。同じやり方でずっとやるのはつまらないし、何も学べない。だから僕らは色々な方法を取り入れているんだ。沢山のアルバムを聞いて、友人や家族とハングアウトして、読書して、コンサートに行って、色々なコミュニケーションの方法を学ぶ。そういったことがこのアルバムに現れているんだ。 名前の発音の仕方を教えてください Hは無音なんだ。あとは、文字通り読めばいいだけさ。 今後の予定は? ニューアルバム『Linear S Decoded』がもうすぐ出るから、それはとても楽しみだね。あとツアーも控えている。ライブで会おう。