RA.425 South London Ordnance

  • Published
    21 Jul 2014
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    226 MB
  • Length
    01:38:40
  • サウス・ロンドンから鳴り響くフレッシュなサウンド
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  • South London Ordnanceは独特のサウンドを有しており、それは、彼の処女作から5月にリリースされた最新作、「Contact」まで顕著だ。彼のスタイルはハウスとテクノの中間に位置するが、ドラム&ベースにも通じる無骨さを兼ね備えている。ベース音にはモジュレーションが多用されており、その滑りの良い低音はビッグなサウンドシステムで本領を発揮する。このサウンドは、特にここ数年、大きな部屋で映える音楽をリリースしているHotflushの方向性に合致する。去年のEP「Revolver」を聴けば、言っていることが解ってもらえるだろう。そして去年、SLOはAery Metalsというレーベルを立ち上げており、第一作目としてリリースした作品にはBrolinとフィンランドのグループ、Femme En Fourrureとのコラボ、そしてFactory Floor、Chris Carter、JD Twitchらのリミックスが収録されていた。様々なテンポが聴ける作品になっていたが、このEPにもSLOの特有のサウンドがキープされていたのは興味深く、感心させられた。 なので、今回のSLOのRAポッドキャストも、彼の作品の世界観を踏襲していると知って驚く人は少ないだろう。100分近くに及ぶこのミックスを通して、彼はタフなキックと躍動的なベースをキープし、クラブとホームリスニングの境界線を曖昧にした展開を魅せている。 まずは近況報告をお願いします 色々なギグでプレイをして、平日はスタジオで制作に励んでいたよ。ハードなスケジュールだけど、ここ最近で今一番音楽制作とDJが楽しいから、そんなにキツくないんだ。以前から俺はありがたいことに、大きい会場にも、レフトフィールドな小規模なイベントにも呼ばれているから、今年の夏もそういう感じだと言えるかな。イビサのSpaceのオープニングをやった一方で、最近Freerotationでプレイしたし、サウス・ロンドンの自宅から2分のところにある100人キャパのクラブで初めてレーベル・パーティーを開催した。選曲を妥協するようなことはしないが、環境によって選曲を変えるのは好きだから、こういうのはありがたいんだ。それ以外では、去年Hotflushからレコードを出して、現在自分のレーベル用のEPを仕上げているところだ。 制作環境を教えてください ブリクストンの自宅で、Seratoとレコードを使って制作したんだ。 ミックスのコンセプトについて教えてください 何テイクか録音したんだが、正直なところ、あまり考えすぎないようにしたんだ。DJをするときは事前に曲を決めないから、それに近いものにしたかった。もちろん、部分的には事前にプランを立てておいた所もあるけれど、大部分はその瞬間にかけたいと思った曲を繋げただけなんだ。DJでプレイしているものもありつつ、クラブではあまりかけないような、家で聴いてるものとかを混ぜてみた。 あなたのレーベルについて教えてください 自分の作品のクリエイティブな面を全てコントロールできるのは素晴らしいし、Nik VoidやJD Twitchといった人と一緒に仕事ができて嬉しい。最近出したMax McFerrenのレコードの出来にはとても満足していて、プレイしたときに誰の曲かきかれることが多いのは嬉しいね。自分のも他人のも含めて、まだリリースしていないトラックがたくさんあるが、別に急ぐ必要はないから、 慎重に時間をかけながら運営していくよ。 サウス・ロンドンのお気に入りの場所を挙げるとしたら? 最近では、特にないね。ただ、地元なだけさ。25年間生きた中、大部分をこの近辺で過ごしてきたから、大幅に変わった場所も見てきたけど、ほぼ変わらない場所もあるね。良いか悪いかは別として。ありきたりだけど、今はもう無いレコード店のIS Recordsは、12〜13歳の頃に良く行っていて、大好きな場所だった。酷い音楽を買ったこともあったし、そんな凄く良いレコードショップだったわけじゃないけど、ダサいものの中に混じって、今の俺の音楽に影響を与えた素晴らしいものが眠っていたんだ。今でもかけているようなレコードだ。 今後の予定は? これからいくつかUKとヨーロッパでギグがあって、その後はアメリカのDecibel周辺でいくつかギグがある。イビサのENTER、Bestivalやfabricとかだ。しかし基本的には、たくさんの未完成の曲を仕上げることに専念しているよ。今サイドプロジェクトをやっていて、これはライブ寄りで、SLOのトラックからは随分離れたものになりそうだ。今それを制作しているのが楽しいんだが、音をいじるのがたのしすぎて中々曲が完成していないよ。もうすぐ終わればいいんだが。 South London Ordnance は、9月の24日から28日にシアトルで開催されるDecibelフェスティバルに出演する。