RA.382 Spencer Parker

  • Published
    23 Sep 2013
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    100 MB
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    01:27:22
  • ベルリンの重要人物がひけらかす魅力
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  • Spencer Parkerの近年の生産性には目を見張るものがある。このベルリン拠点のイギリス人は2011年にデビューアルバムをリリースし、2012年に自身のレーベル、Work Them Recordsを設立し、同時にRekidsやOvum RecordingsといったレーベルからEPを出し続けた。だがそれは、あくまで公にしていた事だけにすぎない。その間、彼はIt’s Not Over名義でこっそりと他にも作品をリリースしていたのだ。正体を明らかにし、自身の音楽キャリアの新しい章をスタートした彼は、今秋、ヨーロッパの数ヶ所でIt’s Not Overツアーを企画している。そんな彼が制作した今回のRA.382には、彼の様々なプロジェクトのインスピレーションとなったサウンドが豊富に詰まっている。無骨で、カラフルで、感心するほどダイナミックなこのミックスは、まるで本人を象徴しているかのようだ。 近況報告をお願いします 相変わらすだよ。レコードをプレイしたり、レコードを聴いたり、レコードを買ったり、レコードを探したり、レコードで踊ったり。そして、少しレコードを作ったり! ミックスの制作環境について教えてください ベルリンの自宅でターンテーブル、CDJ、ミキサー、もう一台のターンテーブル、もう一台のCDJ、ループマシンのSoundBite Pro、パソコン、ヘッドフォン、俺の手、そして耳を使って制作した。 今回のミックスのコンセプトについて教えてください コンセプトは、クラブで普段かけているものをそのままミックスにすることだった。俺はハウス、ディスコ、テクノが大好きで、DJをする時はこういったサウンドを全て混ぜるのが好きだ。もちろん、これはクラブによるし、時間帯、シチュエーションなどにもよる。だからテクノばっかりプレイする時もあれば、ハウス寄りの時もあるが、理想は、全てを網羅することなんだ。短い時間ですべてを詰め込むのは難しかったが(ベルリンで最近行ったセットは、9時間だったんだ!)、それは良い挑戦でもあった。異なるスタイルを行き来しながらも、一貫性のある流れにすること。Gino Soccioの曲、Modularzのレコード、DJ Skullの作品、YelloOrangeの12インチなんかを90分の間に入れて、なおかつ違和感の無いものにするのが面白いと思うんだ。今回のミックスでそれが実現できたかどうかの判断は、リスナーに委ねるよ。 Work Them Recordsの目標は何ですか? ただ、良質のハウス/テクノ作品をリリースすることさ。本当にそんな単純なことなんだ。このレーベルは排他的なものにはしたくなかった。派閥意識みたいなものは無くて、個人的な知り合いの作品しかリリースしないみたいなことはしたくないし (サイトのほうでデモを募集中だ)、何人かのアーティストを基盤にして“ブランド”を作るつもりもない。ただ、俺が尊敬する人々が作った、クールで面白いレコードをリリースするレーベルにしたいだけさ。 ここ最近、別名儀でリリースも行っていましたよね? ああ、ここ18ヶ月ぐらい、It’s Not Overという名義で12インチをリリースしてきたんだ。やっていて楽しかったし、名前やイメージで遊ぶのも興味深かった。レコードを買って、プレイしてくれている人々にとっても面白いものになっていたら嬉しいよ。 俺はDJとしては長いキャリアがあるが、プロデューサーとしてはまだまだ若手だと思っているんだ。過去には、経験値を積むために色々なジャンルの曲をプロデュースしてきた。ディープなものからタフなもの、更にはMood II Swingの"Closer"のリミックスなどもやってきた。今まで作って来た曲はどれも作っていて楽しかったが、音楽性でいうと幅広くて一貫性はない。It's Not Overプロジェクトではある意味新たなスタートを切る事ができて、今まで経験してきたことを踏まえて、特に普段クラブでかけているような曲にフォーカスしたものをプロデュースしたんだ。 今後の予定は? It's Not Overプロジェクトはもうすぐ完結するんだ。あと「South Jefferson」という12インチがもうすぐリリースされて、その後最終リリースとして2枚組のCDアルバムが出る。それには12インチの曲や未発表バージョン、そして3曲の新曲も含まれる予定だ。 そして、ちょっとしたアルバムリリースツアーもやる予定なんだ。このツアーはシンプルなものにしたかったから、20ヶ所を回る大規模なツアーではなくて、ヨーロッパのベストなクラブを4ヶ所選んで、イベントをやることにしたんだ。確固たるビジョンがあって、ブッキングするアーティストは厳選されていて、It’s Not Overの曲がレジデントDJやゲストDJによって頻繁にかけられていた場所を選んだ。その4ヶ所のうち3つは幸運なことに頻繁にゲストとして呼ばれているが、1ヶ所は今回初プレイになるんだ。10月と11月に渡って行われて、場所はロンドン (Dance Tunnel)、ストックホルム (Berns)、ベルリン(Panorama Bar) 、そしてパリ(Concrete)だ。 それ以外では、Work Them Recordsの今後のリリーススケジュールをこれから準備するんだ。今年リリース予定の作品としては、Pittsburgh Track AuthorityからEPがもう一枚。俺がエディットで参加しているよ。そして才能溢れる、ニューヨークのYoung Maleの作品。そしてRadio Slaveのシングルのリミックス12インチも予定していて、こちらはRodhadとBearweaselのリミックス入りだ。