RA.342 Matthew Dekay

  • Published
    17 Dec 2012
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    82 MB
  • Length
    01:11:41
  • All day he dreams(一日中彼は夢を見る)
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  • オランダ人プロデューサーMatthew Dekayは、2000年代初頭から半ばにかけて、プログレッシヴなサウンドのクラブ向けハウス職人として注目を集めた。彼のトラックには、クラシック音楽の教養を背景に持った彼のメロディー・センスが光り、その時期にDeep RecordsやElectronic Elementsなど、様々なレーベルを渡り歩き、12インチを立て続けにリリースした。が、その後Dekayは姿を消した。「音楽に対する情熱を失ってしまったんだ」と、彼は3年間のブランクを説明した。ブランクを経て音楽へ戻ってきた時は、新しいスタジオ・パートナーLee Burridgeを従えていた。そして2人がCecilleからリリースした"Wongel"はダンスフロアでヒットとなり、All Day I Dreamと名付けたイベントシリーズとレーベルもスタートした。「美しくて、メランコリックで、華麗なハウスミュージック」と、Burridgeは去年のRAのニュースで説明している。ADIDのイベントはブルックリンやLAの選び抜かれた野外のスペースで開催され、レーベルとしては"Fur Die Liebe"や"Lost in a Moment"といった涙腺の緩む名作をリリースし、ブランドイメージを確立した。 今回のRA.342でもAll Day I Dreamの音楽性は健在であり、71分間の美しくて、メランコリックで、華麗な内容となっている。 まずは近況報告をお願いします Lee Burridgeと共にAll Day I Dream用の新曲を完成させているところだ。2013年の前半にリリース予定だ。アメリカでのAll Day I Dreamパーティーの反響は良くて、ツアーのスケジュールもいっぱいで、おかげでなかなか制作する時間が作れなくなっている。 ミックスの制作環境を教えてください 機内、ホテルの部屋、空港などで繰り返した試行錯誤の結果を、最終的に家で纏めて完成させた。 ミックスのコンセプトはなんですか? 予想の通りかもしれないが、テーマはAll Day I Dreamだ。全体を通してストーリーが出来上がる作品集にしたかったんだ。コンピレーションCDを作るかのような意識で曲を集めたのだが、もちろん他のレーベルの許可を得る必要はなかったね。昨今、ブランドの刻印のついたコンピレーションはあまり見なくなった。最近は一貫性のあるミックスで物語性を見出すより、新曲をかき集めて手早くミックスを組み立ててネットで公開するのが主流みたいだ。iPod世代のリスナーにとっては、曲を飛ばしてまだ聴いたことのない新曲のプロモを探し当てることのほうが優先順位としては上みたいだね。はっきり言うが、このミックスはそういう人向けではない。古いとでも何とでも言えばいいが、リスナーを音楽的な旅へと誘ってくれるアーティストやDJの存在価値を主張したいんだ。だから、最近受け取ったプロモ盤をただ繋げるのではなく、心から愛する、そして今後も愛し続けるであろう曲を選んでみた。 物語は夢のような、情緒的で落ち着いた音楽で幕を開け、徐々に緊迫した雰囲気へと展開していく。これは人生を現していて、最終的には安堵が待っているんだ。 今年特に印象に残ったAll Day I Dreamパーティーはありましたか? 最も印象に残ったのは、今年の初めにメキシコであったBPM Festivalじゃないかな。Leeと共にプレイした記念すべき最初のAll Day I Dreamだった。それまで、スケジュールの問題で参加できなかったんだ。その日はすべてうまくいって、何だかスピリチュアルな気分だった。自分の音楽キャリアを通して探していたものを、ついに見つけたんだということに気付いた瞬間だった。 このイベントのコンセプトにとって、最適なコンディションとはどういった状況ですか? 昼間にパーティーを始めるのが好きなんだ。野外の景色が良いところで、太陽、青空(できれば頭上にひとつ雲がある感じ)、そして最高なサウンドシステム。All Day I Dreamのコンセプトは、Leeと俺がただエモーショナルなエレクトロニックミュージックをプレイしているという事だけでなく、パーティーに訪れるお客さんが持ち込むヴァイブスも大事なんだ。色々なイベントで回したけど、All Day I Dreamほど笑顔が多いイベントは今まで無いよ。 今後の予定は? これから数か月、Get Weirdなどいくつかのレーベルでリリースする予定のソロ作品に取り掛かるつもりだ。いくつかリミックス仕事もある。1つはGet Weirdから出すTim Greenの曲で、もう一つはSuper700というクールなバンドの曲だ。その後は、自分の新しいライブのための準備をするつもりだ。長いこと計画していたことで、今からワクワクしているよ。あと、ベルリンのクラブとGet Weirdのレーベルナイトを定期的に行う話し合いをしている所だ。