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RA.323 tINI

Published
Aug 6, 2012
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75 MB
Length
01:05:15

ドイツ人セレクターの見るサンセットとサンライズ
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tINIは、Loco DiceとMartin Buttrichの主宰するレーベル、Desolatの重要アーティストの1人だ。2003年にハウス・シーンに登場した彼女は、地元ミュンヘンをはじめヨーロッパ各地でプレイしはじめ、後に彼女と契約することとなったLoco Diceからも注目される存在へと昇りつめた。それ以後、ロンドンのFuse、そしてイビザのUshuaiaにてレジデントを務め、ディープでグルービーなハウスミュージックという自身のブランドを確立し、評価を受けていった。また2011年終わりにはアルバム『Tessa』を発表し、彼女のDJセット同様、複雑な構造を有したハウス・サウンド全12曲を展開している。今回tINIが用意してくれたミックスは、端的に言ってしまうと“ミニマル・ハウス”とカテゴライズする事ができるかもしれない。しかし我々は、敢えてこのミックスを、彼女の品格と感受性を紹介する、ハウス・ミュージックに的を絞ったマスター・クラスと表現したいと思う。 最近の活動はどんな感じですか？ 夏になってから、ずっとイビザにいるの。新しい機材も買って、新しいリリースに向けて制作活動中よ。（Desolatから最新作を、Rekidsからはミニ・アルバムをリリースする予定）あとはIbiza Global Radioでラジオ番組 "It Could Be Worse" をホストしているし、毎週末はヨーロッパ中で開催されているギグやフェスティバルでプレイしている。8月1日からは、"tINI and the gang"というビーチ・パーティーを再開するの。私の大好きな音楽にフォーカスを置いたフリー・イベントで、友達の為に開くパーティーなの。とにかくこの夏は忙しいわよ！ このミックスの制作環境について教えてください。 イビザで録音したわ。イビザの素晴らしい天気と、仕事とは全く別世界の静かな日々にインスパイアされたミックスよ。ここには充実した、小さなセットアップを用意しているの。 このミックスについて何か特別なアイディアがあれば教えてください。 このミックスは、tINIとしてクラブでプレイするセットとは異なるスタイルなの。私の手がけた以前の作品の他、友人の作品も収録したわ。様々なスタイルが混じり合ったミックスだけど、ひとつのストーリを物語ったミックスなの。ディープな音楽から初めて、ゆっくりとセットを構築していくのが好き。毎回作る全てのミックスにはストーリーやモチベーションがあって、そのインスピレーションは人だったり、その時の気分によったり様々よ。さっきも言ったように、このミックスはイビザのサンセットとサンライズからインスパイアされたものなの。 ここ数年でイビザがあなたにとって重要なロケーションになってきましたが、この島とあなたの関係について簡単に説明してくれますか？ 10年前に初めてイビザを訪れて以来、すっかりこの島の虜になってしまったの。パーティーだけが理由なのではなくて、この島に住むことによって自分のパーソナリティーが良い意味で変化しているの。海、気候、そしてEs Vedraのような静かで素晴らしい場所に来てしまえば、ストレスだらけの週末を過ごした後でも、ほんの数秒で世界で一番幸せな人間になってしまうのよ。 今後の予定は？ これからAmnesiaで開かれるCocoon Heroesのテラス・エリアでプレイするの。あとは、さっきも話をした"tINI and the gang"がスタートするからワクワクしているわよ。イビザの後は、NYに引っ越す予定なの。NY自体とても好きだし、新しいプロジェクトも始動したいと思っているから、NYには最低でも数ヶ月滞在する予定よ。新しいアルバムも出来上がるかも？期待していてよ！
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