RA.306 Matthew Dear

  • Published
    9 Apr 2012
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    60 MB
  • Length
    00:52:00
  • エレクトロニック・ミュージックに最も愛されたアーティストの1人による渾身の一発
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  • 難解なミニマル・テクノを生み出す事、そしてバンドのフロント・マンとしてステージ上に立つ事、それを同時にこなしてみせるアーティストはあまり例を見ない。今では10年以上のキャリアを持つテキサス生まれのMatthew Dearは、クラブ・サウンドとバンド・サウンドの2つを同等のレベルで追求しているという点で、シーンの中でもユニークな立ち位置にいるアーティストだと言えよう。彼が90年代後半にSam Valenti IVと共に始動したGhostly Internationalと、そのサブ・レーベルであるクラブ志向なSpectralは、彼が探求している両サウンドの主なプラットホームとなっている。Spectralからは激しいテクノ・サウンドのAudion名義で数えきれないほどの12インチ作品を発表しつづける一方、Minus/Plus 8からは00年代半ばより始動したFalse名義でリリースを行っていた。そして2007年、現在において私たちがイメージするMatthew像を形作るような出来事があったのだ。本人名義でのアルバム『Asa Breed』の発表だ。エレクトロニック・ポップ・サウンドを全面に押し出したこの作品をきっかけに、彼はバンドBig Handsのフロント・マンとして活動を開始し、その3年後には前作同様に衝撃的なアルバム『Black City』を発表している。 Matthewは、今回のPodcastを作るにあたって“トレンドは考えたくなかった”と語っている。DJ Bone、Planetary Assault Systems、Radio Slave、そしてGemini。彼の言葉通り、RA.306は時代とジャンルの間を揺れ動くミックスだ。 最近の活動はどんな感じですか? 断続的ではあるけれど、新しく結成したバンドでツアーを行なっているんだ。メンバーは僕を入れて5人だよ。新しいアルバムの作業も終わって、"Ribbons (I Don''t Think About It Too Much)" という新曲を仕上げた。今回のアルバムに収録したかったんだけど、次回までお預けになったんだ。他には、ロサンゼルスで新作アルバムのファースト・シングルのPV撮影も行なわれて、自分の犬と散歩をしたシンプルなものなんだけど、予想しているよりも格段に寒かったんだよね。昨夜はLaura JonesとMatt Tolfreyという素晴らしいアーティスト2人と一緒に、Leftroomのレーベル・パーティーでプレイしたんだ。その夜、サウンドチェックを済ませた後、雨が降りしきる中10番街から西の58番街まで歩いて、Miguelと落ち合った。Blue Ribbonという寿司屋に行って、2人でウニを食べたよ。彼は、わかめサラダを食べようとしなかったんだよね。 ミックスの制作環境を教えてください。 1996年のLiquid Room公演でのライブ音源と言いたいけど、実際は僕のスタジオで、Ableton Live、Traktor、Elektron Octatrack、General Electric製テープレコーダー、Eventideのギターペダルと、携帯に残っていたボイス・メッセージを使って作ったよ。 このミックスについて、何か特別なアイディアなどあれば教えてください。 普段のプレイよりも、荒々しくて生々しいミックスにしたかったんだ。他にも、DJ Boneや Alvaradoといった伝説的アーティストの作品も収録したくて。トレンディーだとか、時代に遅れているとか、あれやこれや考えたくなかった。普段同様、フォルダーの山に目を通して作り上げて、まじり気のない、まっすぐなセットに仕上げたかったんだ。ミックスには、僕の声も部分部分に登場しているんだけど、ぼろぼろのマイクを使ったんだよ。 最近のインタビューで、試行錯誤を通して、“自分らしいライブサウンドを見つけた”と話していましたよね。具体的にどういう意味なんでしょうか? ライブで披露する音楽の質を高めようと、一生懸命なんだ。演奏時に使用するサウンド・システムのEQ調整だったり、ボーカルの響きを良くする機材、マイクや、バンドの配置をはじめ、改善の余地は必ずあるしね。新しく挑戦することが次々に出てくるから、完全に術を理解することは難しいと思ってる。サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジの塗装作業がいつまでたっても終わらないのと一緒のこと。塗り終わったと思ったら、再塗装の必要な部分が出てくる。実際、自分のライブ・サウンドと言えるものが見つかるのか分からないけれど、探求しつづけようと思っているよ。 Audion名義での制作活動は行なっていますか? Audionとしてのアイディアは、スタジオの中で湧き出ているよ。DJをして素晴らしい夜を向かえた時だったり、圧倒させられてしまうようなトラックに出会った時、ダンスミュージックの中でも、まだ出来ることが沢山あると感じるんだ。パーティーや、ヒットチャート、テクノロジー、グラミー賞、レイブ・フェスティバルといったものに目を眩ませず、スタジオの中で、アイディアと向き合う事に美しさを感じるんだよ。STLの作品や、今回のミックスにも入れたPlanetary Assault Systemの2曲なんかは、僕をそういう気持ちにさせてくれるね。 今後の予定は? 作業。
  • Tracklist
      DJ Bone - The Vibe Private Funk - Game Card Dirty Gringo - Side Show Beats Clyde - Serve It Up (Brooks Hip House Mix) Awanto3 - Pregnant / Nutty - Mdali (Brooks Mix) Chris Simmonds - No More Talking Gareth Bilaney - A Side Planetary Assault Systems - Wriss Planetary Assault Systems - Kray Squid Radio Slave - Let It Rain (Deetron Edit) Luca Bacchetti - El Matador (David Alvarado Remix) The Carter Bros. - I Didn't Need You Arttu ft. Jerry The Cat - Nuclear Funk Gemini - Future Beat