- イタリアの若き才能がライブハウスジャムを披露
- この若き Nicholas Iammatteo にとって 2011年は、重大な転機となる年であったと言っていいだろう。プロデューサーNicholasとして知られる彼は、これまでに4Lux、Quintessentials、そしてOurvision Recordingsといったレーベルからリリースを重ね、Nu Grooveのかの有名カタログのリエディットという厄介なタスクにも挑んでいる。彼が昔のハウスサウンドへ献身的愛情を持っているのは明らかだが、No More Hitsからリリースしたプロダクションをはじめ、彼の多くのレコード作品には、はっきりと異なるタッチが見受けられる。
RA.293では、未発表音源を含むNicholas自身のトラックを収録。このライブハウスパフォーマンスはNicholasおなじみのサウンドに仕上がっており、彼のことを知らない人には良いイントロダクションになるセットとなっている。
最近の活動はどんな感じですか?
クリスマス休暇を楽しんで、リラックスして、もちろんフレッシュな音楽をたくさん作っているよ。
このミックスの製作環境を教えてください。
自宅で、ノートパソコンと、FXやサンプル、プラグインインストルメントを管理するためにMIDIコントローラーを使って作った。
このミックスについて何か特別なアイディアがあれば教えてください。
基本的にはクラブでプレイするようなライブセットだ。リミックスやエディット、オリジナルといった僕の作品だけを収録していて、その中の多くの曲が未発表ものだ。最近では、スタジオで時間を過ごすことが多くて、ライブセット専用の曲を作っているんだ。あとは、アンダーグラウンドダンスミュージックへの愛を表現したのが今回のミックスだよ。
アルバム『Back on Track』を制作するにあたって、オリジナルパートを元々持っていなかったと聞きました。なので、オリジナルヴァイナルからダイレクトに作業をしなければならなかったと。大変なことでしたか?
あぁ、パートやマスター音源を持っていなかったから、レコードからオリジナル音源を録音したんだ。一番大変だったのは、20年以上前の、何度もプレイされたレコードから最良の音を録ることだった。多くの傷やらノイズが入っていたからね。けど、かなり昔に買ったLittle Louie Vegaの Nu GrooveミックスCDも利用したよ。録音も最高の状態だったからね。時として、レコードから録音した音を整えるのは悪夢のようだったよ!オリジナルパートを持っていないから、エディットやサンプリングに頼ることしかできないこともあって、結構大変だった。
今後の予定は?
僕はいつも音楽を作っているんだ。新しいサウンドと遊んでみたり、ハウスやテクノの様々なスタイルを探求している。同じようなものに固執し続けるのは好きじゃないんだ。先月には、これまでにリリースしたテクノサウンドとはまったく違ったものを作ったよ。近々新しいリリースもあるから、是非注目していてほしい。
TracklistNicholas - Where Is The Compassion - Small World Disco
NY House'n Authority - Forty House (Nicholas Basement Dub) - Needwant
Nicholas - Love Message - unreleased
NY House'n Authority - Apt 1A (Nicholas Witness Remix) - Needwant
NY Stomp - The NY House track (Nicholas Basement Dub) - Illusion recordings (forthcoming)
Kaspar - Got Good Love (Nicholas Remix) - 4Lux (forthcoming)
Basil feat. Burrell - Black Man (Nicholas Black & Proud mix) - Needwant
Nicholas - untitled beats - unreleased
Nicholas - Sanctuary Of Love - Ourvision
Nicholas - We Can Change - unreleased
Nicholas - A Little Stronger - unreleased
Nicholas - Blessin' - Amplified (forthcoming)
One Way - Come Give Me Your Love - MCA