• Published
    Nov 21, 2011
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    70 MB
  • Length
    01:01:26
  • シンガポールで、テクノがIDMと出会った
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  • XhinやStroboscopic Artefactsが近年に生み出しているテクノを何と呼べば良いのか決めかねる一方、彼らの音楽にはこれまでにテクノにはない何かが存在している。1997年からエレクトロニック・シーンに存在している彼を昨年のBreaking Throughにフィーチャーしたのは、そういった意味でも適切だったのかもしれない。つい昨年においても、シンガポール出身であるこのプロデューサーは革新的ではないにしろ、素晴らしいハウスやテクノをリリースしている。そして、その後にこれが突如として表れたのだ。Stroboscopic Artefactsからリリースされた新作EPは、以前の作品とは違う重厚感に満ちたものだった。SAからのリリースの他に、XhinはクラシカルなIDM、そして意気揚々としたアンビエント調が全面に押し出された2枚目となるアルバム『Sword』を元々のホームであるMeerestiefよりリリースし、レーベル自体も最高潮に達している。 Xhinによる60分間のミックスは、新作アルバム『Sword』のサウンドを収録しただけではなく、良い意味で私たちを驚かせてくれた。 最近の活動は、どんな感じですか? 現在ヨーロッパ・ツアー中だよ。ロンドンでのアルバム発売記念イベントが先週末に終わって、今月の26日にはアムステルダムのTrowでプレイするから楽しみだ。CLRからリリースされるLuca(Lucy)とのプロジェクトLXのトラックにも取り組んでいるよ。 このミックスの制作環境を教えてください。 シンガポールにある自宅のスタジオで。Ableton Liveとノートパソコン、MIDIコントローラーにGrlidを起動させたiPadを使用したよ。 このミックスについて、なにか特別なアイディアがあれば教えてください。 アルバム『Sword』からは "Teeth"と"Vent" を収録して、最近のお気に入りや過去に影響を受けた作品だったり、最近のDJセットに入れているお気に入りのトラックなんかも登場しているよ。 あなたの音楽を語る上で“サウンド・デザイン”は欠かす事のできないキーワードですが、プロダクション制作においてどのように現れていますか? サウンドデザインは僕の音楽制作において常に欠かせないパートだよ。新しくて面白いものをいち一から作って、それを自分の作品と呼べるものにする。そういう行為が好きなんだ。サウンド・デザイナーとして仕事をしいるからかもしれないね。 今後の予定は? 新作、そしてもちろんリミックス作品を仕上げるためにも、スタジオに戻るつもりだ。
RA