RA.280 Martyn

  • Published
    10 Oct 2011
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    66 MB
  • Length
    00:57:44
  • 真のジャンル・ベンダーによる雑食セット。
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  • 先日2日間に渡ってBerghainとPanorama Barでのショーを終えたばかりのMartyn。それの何が特別なんだって?彼は、ベースミュージック・パーティーSub:stanceでのライブセットを金曜日に、そして翌日には、Panorama Barのハウス系パーティーでDJセットを披露した。彼の音楽における特有の多様性にお気づきいただけるだろう。Martynは、主宰するレーベル3024、そしてApple PipsやHessle Audioからの作品を通してUKベースミュージックとベルリン/デトロイトテクノを繋ぐ第一人者としてその名を轟かせ、2009年のデビューアルバム『Great Lengths』をキッカケに、その地位を確実なものにした。翌年にはFabricのミックスアルバム・シリーズの50人目として任命され、「ダブステップ界のDJが、FabricのミックスCDを担当するのか?」という波紋を生んだ。RAの ニュースでも報じた新作アルバム『Ghost People』が今週発表されたが、そこでは幼少期に夢中になったというシカゴ/デトロイト・サウンドのエレメントを垣間みることができる。 Blake Baxter、Mosca、Oni Ayhun、そしてPrinceというバラバラなサウンドがRA280で一つになる。そんな事をいとも簡単にやってしまうのがMartynなのだ。 ここ最近の活動は、どのような感じですか? とにかくやる事が沢山!今週セカンドアルバムのリリースもあって、プロモーション活動とツアーで大忙しだね。僕とアートワークを担当しているErosieがロンドンでのアルバム発売記念パーティーに参加したんだけど、とても楽しかったよ。あと、今年の夏はフェスティバルに参加することが多かったから、ライブセットを組み立てたりもしていたね。 このミックスの制作環境について教えてください。 Serato Scratch Live、2台のターンテーブルと小さい Pioneer DJM400ミキサーを使用して、スタジオでワンテイクで完成させた。ミックス作業を始めた朝に、Boss Red201というローランド社製RE-20 Space Echoのリメイク版のペダルが届いたんだ。それもミックスに使ったから、ディレイ・エフェクトのサウンドが聴こえるはずだよ。 このミックスについて、なにか特別なアイディアなどあれば教えてください。 具体的なテーマは特に無いかな。DJセットで愛用しているレコードとお気に入りの新曲をプレイしたかっただけ。僕の作る殆どのセットやミックスに言えることだけど、違ったジャンルの音楽でも深く掘り下げて一貫性を持つ事を証明するのが好きなんだ。 あなたの最近のDJセットとトラックは、より4つ打ち志向な気がします。DJ活動またはプロデュサーとしてのサイドが双方に影響を与えることはあるのでしょうか? 長い間4つ打ち系トラックをプレイしているし、自分の作品もDJセットも同じようなインスピレーションを基に作られている。けれど一方が他方を打ち消しているとも思うよ。とてもリベラルなはずなんだけどね。以前はシカゴ/デトロイト系サウンドに夢中だったのに、そういったサウンドをプロデュースしようと試みたこともなかったんだ。だから今回のアルバムを制作することで、ようやくホームに戻ってきた気分だよ。(ロード・オブ・ザ・リングの主人公Frodoがアドベンチャー満載の旅からブロークン・ビートの土地に帰ってきた心地に似ているのかもね・笑) 今後の予定は? これからツアーも増えてくるんだ。Brainfeederのイベントで今月末に日本に行くのも楽しみ。Berghainでライブセット、そしてPanorama BarでDJセットを披露できた事は、とても光栄な事だったね。なんせ週末に連日あんな場所でプレイした人はそこまでいないだろうし。あとは10月22日にロンドンのRoundhouseで開催されるイベントのスペシャル・ライブセットの準備をしているよ。Flying Lotusと AntiVJ のコレクティブ達も参加するんだ。ADE(アムステルダム・ダンス・イベント)では、レーベル3023主宰のイベントも行うつもりだし、とにかくやる事だらけなんだ。 Photo credit: Maria Eisl