RA.277 Cosmin TRG

  • Published
    19 Sep 2011
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    63 MB
  • Length
    00:55:18
  • ベース・ミュージックのフィルターを介したテクノ
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  • Cosmin TRGのジャンルに対する考えは、説得力のあるものだ。「アーティストは、色々な方向に進むもんじゃないのかい?」悲しい気持ちもあるが、それが人生だ。ルーマニア人のCosmin TRGは、2007年にダブステップ/ガラージ系のプロデューサーとして活動を開始したが、ハウス、そして今ではテクノにまで進出している。ジャンルを超越し活躍している彼のアーティスト名は、ただ一つ Cosmin TRG(通称TRG)で、ここ4年間で Hessle Audio、[NakedLunch]、Tempa、Immerse Records、Hotflush、Hemlock、そして Rush Hourといった様々なレーベルとタグを組んでいる。最近では、Modeselektorのレーベル Fifty Weaponsにも参加し、今年初めに「Separat / Izolat」をリリースし、初のフルレングス・アルバムのリリースは6月に発表されている。 アルバム『Simulat』は、Cosminの過去を描写するような作品ではないかもしれない。RA.277 も同様に違和感を感じる。これは「テクノ」だ。しかし、私たちの考えるテクノとは程遠いかもしれない。 ここ最近の活動はどのような感じですか? アルバム制作を終えて、素晴らしい場所でプレイしたり、気難しい本を読んでみたり、IKEAで買ったナイトスタンドを組み立てたりしているよ。ドイツ語修得の為に勤しんでいると言いたいけど、目が覚めたら、勉強もしてないのにペラペラになってるなんていう事を毎日願っているくらいかなぁ。最高だろうな。 このミックスの制作環境について教えてください。 リビングルームで、パソコン一台を使って録ったよ。 このミックスについて、なにか特別なアイデアなどがあれば教えてください。 ミックスを完成させるまでに6ヶ月もかかったんだ。人間の感情の移り変わりっていうものにフォーカスをあて、何百ものプレイリストを作った。ちょっとシリアスなコンセプトをもってミックスを作ろうと思っていたんだけど、ある朝目覚めてすぐ作ったミックスが一番良かったんだ。でも、聞き返すとクソみたいだった。だから、もう一回録音して、また録音して、最終的に自分の好きな曲を組み合わせたものが出来上がった。最近の曲も、昔の曲も入れたんだ。 ミックスが完成するまで時間がかかったんですね。アルバムのレコーディングはどのような感じですか? 不思議な事に、とても快適な作業だったんだ。過去数年に渡って書いたものが、すべて自分の理想としている音に近い形で出来上がったからね。スタジオで制作活動をしていた当時を振り返ると、自分の人生の中でも最高な瞬間だったと思う。これから行うレコーディングも待ち遠しいね。 ジャンルについて、とても敏感だという話を聞いています。テクノ・サウンドにしばらく固執しているなと思いますか? サウンドの話になるとソワソワしてしまうよ。ジャンルってとても政治的な要素を持っているよね。プロデューサーになり始めのころは、何か見せつけないとっていう気持ちが常にあったんだ。今はそんな事は全く考えていないよ。僕が持ってる今のフォーマット(テクノ)は自分のアイデアにピッタリだから、これからもそのアイデアを念頭において活動していこうと思っているよ。ジャンルという言葉に惑わされているプロデューサーが沢山いるけど、そうはなりたくないかな。それと同時に、実験的であることと非一貫性の違いはごく僅かであって、それは歓びと注意と同じなんだと思っている。 今後の予定は? 締め切りから8ヶ月も遅れている、Skudgeのリミックス作業に入るつもり。Ann Aimee Interiaのコンピに曲を提供する予定もあるよ。年末までにやらなければいけない事も他にあるんだ。2012年に関しては、とにかく様子見だね。