空間現代と三重野龍が長編ライヴ映像『ZOU』を無料配信中

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    Tue, Feb 9, 2021, 03:30
  • Words
    Suiko Nakai
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  • 昨年10月に京都で行われた約1時間のパフォーマンスの様子を2月14日まで視聴可能。
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  • 空間現代と三重野龍による長編パフォーマンス、『ZOU』の映像が無料公開中だ。 2月7日から14日までの一週間限定で無料配信されている本作は、スリーピースバンド空間現代が最新長編楽曲“象”を演奏し、三重野龍がグラフィックを生成、併置、交錯させて再構成した、両者による初めてのコラボレーション作品だ。初演時パンフレットは“象”について、「音楽の形と、その奥にある無形の運動性を辿る1時間。そこで聴こえているものと、そこには現れていないものへの眼差しを、『すがた・形』という意味に転化した『象』という巨大動物を示す言葉から、見つめ返します」と説明している。 空間現代は、編集・複製・反復・エラー的な発想で制作された楽曲を演奏する。2016年に京都にて立ち上げたスタジオ兼ライヴ・ハウス“外”では、自身のライヴの傍ら開催される全イベントの企画・ディレクションに携わっている。また、2018年には坂本龍一とのコラボレーション作品『ZURERU』を発表。2019年にはアメリカツアーを実施し、アルバム『Palm』をIdeologic Organからリリースした。一方、同じく京都を拠点とする三重野龍はペイントユニットuwn!の一員として活動。フリーマガジンAT PAPER.のデザインを担当するなど、美術や舞台作品の広報物デザインを中心に、文字を軸にしたグラフィックを制作する。2013年からはパフォーマンスグループMuDAに参加している。 このライヴは昨年10月にロームシアター京都で開催されたイベントKyoto Park Stage / Okazaki Park Stageのプログラムの一つとして、同劇場の中庭で上演予定だったが、当日の悪天候により室内開催となった。そのため入場制限が取られ、観覧を希望した数百名のうち限られた人数のみがパフォーマンスを目にすることができた。 映像は以下で2月14日まで視聴可能。
    Photo credit: Toshiaki Nakatani
RA