The KLFが名作アルバム『Chill Out』の新バージョン『Come Down Dawn』をストリーミングでリリース

  • Share
  • 新作は1990年発表のオリジナル・アルバムで使用した有名なサンプルの一部を取り除いたもの。
  • The KLFが名作アルバム『Chill Out』の新バージョン『Come Down Dawn』をストリーミングでリリース image
  • かつてThe KLFとして音楽活動をしていたJimmy CautyとBill Drummondが、“新作”アルバム『Come Down Dawn』をリリースした。 このイギリスのデュオ(現在はThe Justified Ancients Of Mu Muとして活動)は彼らのウェブサイト上で、本作がThe KLFの1990年の名作アルバム『Chill Out』の“プレミックス”であると表現している。ストリーミング・プラットフォームで視聴可能な今作『Come Down Dawn』は全12曲で構成されており、オリジナルLP全体に登場するElvis Presleyの楽曲のような明白なサンプルを使用していないが、本質的には『Chill Out』を再構築したものとなっている。 『Come Down Dawn』は、ニューヨークからメキシコシティまでの旅を描いたもので、彼らのウェブサイトによると、「ペダルスティールギターのEvil Graham Lee、喉歌のUnknown Tuvan Shepherd、スピリチュアル・ガイダンスのReverend Doctor Wade」など、多くのサンプルをフィーチャーしているとのことだ。 この新作は、『SAMPLECITY THRU TRANCENTRAL』と呼ばれる全5部作のシリーズのひとつ。本シリーズは、1988年と1991年のKLFの名曲を集めたコンピレーション・アルバム『Solid State Logik 1』のデジタルリリースをもって元日にスタートした。デュオの作品がストリーミング・プラットフォームに登場するのは史上初となった。 さらに3つのリリース計画(『Kick Out The JAMs』、『Pure Trance Series』、『Moody Boys Selection』)が進行中だ。これらは順不同で配信される予定で、ウェブサイトには「いつか分からないが将来」と記載されている。 先月、CautyとDrummondは、人間の遺骨で作られたレンガを使って高さ23フィートのピラミッドを建設するという彼らの探求を描いた新作映像を公開した。 『Come Down Dawn』は以下で視聴可能。
    Tracklist 01. Brooklyn To Atlantic City 02. Atlantic City To Philadelphia 03. Philadelphia To Baltimore 04. Baltimore To Fair Play 05. Fair Play To North Druid Hills 06. North Druid Hills To Atlanta 07. Atlanta To Mobile 08. Mobile To Houston 09. Houston To Laredo 10. Laredo To El Prado 11. El Prado To San Rafael 12. San Rafael To Mexico City 『Come Down Dawn』 は現在配信中。
RA