Published
Mon, Jan 25, 2021, 04:30
- 先週、伝説のパーティーCoOpの共同創設者が心臓発作のために亡くなった。
人気DJであり、ブロークンビートのパイオニアであるPhil Asherが50歳で亡くなった。
90年代初頭からロンドンのクラブシーンで活躍してきたAsherは、1月21日（木）の夜に心臓発作で亡くなったとJuno Dailyが報じた。シーンのあらゆる方面から追悼メッセージが投稿されている。
ウエストロンドンで生まれ育ったAsherは、80年代後半から90年代にかけてレコードショップ Quaff RecordsとVinyl Solutionで働く傍ら、アシッドハウス・パーティーDeliriumでDJしていた。彼はハウス、ファンク、ジャズ、その他多くのジャンルで幅広いテイストを持っていたことでも知られる。スタジオでは、ソロ名義（Phil Asher、Phlash、Demonstration）でもLuke McCartyとのRestless Soulをはじめとするデュオのメンバーとしても、数え切れないほどのリミックスやプロデュースを手がけてきた。
2000年にはDego、Demus、IG Cultureと共にソーホーのVelvet Roomsで開催された伝説的なパーティーCoOpを立ち上げており、彼がロンドンのシーンに残した最大の功績と言っても過言ではない。後にPlastic Peopleへと会場を移した同イベントは、ブロークンビートとして知られる新しいハイブリッド・サウンドのハブとなった。
2017年のCoOp特集（英語版サイト）と、Asherへのさらなる追悼メッセージをチェック。