KORGがARP 2600のコンパクトモデルとminiKORG 700の復刻版を発表

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    Tue, Jan 19, 2021, 03:25
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  • 最新のウェーブテーブルシンセmodwaveも登場。
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  • KORGが、音楽見本市NAMMに先駆け複数の新製品を発表した。 まず、ARP 2600Mは、70年代と80年代初期に販売された大型セミモジュラーシンセの“デスクトップ・フレンドリー”バージョン。オリジナルの約60%のサイズであり、軽量化とポータビリティの向上を実現し、スタジオやライブ会場でのセッティングが簡単になった。また、2020年1月に発表されたARP 2600 FSと同じアナログ回路とコンポーネントを統合し、ARPの特徴的なサウンドを忠実に再現した。
    また、1973年に初登場したminiKORG 700が、今回完全限定生産で復活。本機は74年に発売された改良版700Sを忠実に復刻したもので、オリジナルのデザイナーである三枝文夫との共同開発によって完成したという。本機は2つのオシレーター、miniKORG 700の象徴とも言えるトラベラー・コントローラー、ジョイスティック、さらにはアフター・タッチやアルペジエーターなどを搭載している。KORGのウェブサイトには、三枝氏のminiKORG 700にまつわる思い出が掲載されている。
    一方、modWaveは2つのウェーブテーブル・オシレーターと12種類のステレオ・フィルターを搭載した、32ボイスのウェーブテーブル・シンセだ。Kaoss Padスタイルのモジュレーション・ソースはボールが表面を転がったり、壁に跳ね返ったりする様子をモデルにしており、ボールの位置によって4つの変調信号が生成され、XとYの位置、中心からの距離、X軸に対する角度など、好きな変調先を制御することができる。モーション・シーケンシング 2.0はwavestateのウェーブ・シーケンシング 2.0を進化させたもので、それぞれが独自のループ・スタートとループ・エンドを持ち、より深く、よりカスタマイズ可能なレベルのフレーズやモジュレーションのレコーディングが追加されている。
    KORGは、ARP 2600M、miniKORG 700FS、modwaveを、2021年6月に発売予定。
RA