JNEAがナイトタイムエコノミーの復興に向けた調査レポートの日本語版を公開

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    Fri, Jan 8, 2021, 10:00
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    Tomoko Naoshima
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  • コロナ禍におけるナイトタイム産業の現状を報告するとともに、各国における新たな挑戦の事例を紹介。
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  • 一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)が、コロナ禍における世界のナイトエコノミーの復興に向けた戦略と事例を集めたレポート、Global Nighttime Recovery Planの日本語版を公開した。 12月29日に公開されたこのレポートは、ナイトライフに特化したグローバルコンサルタントVibeLabが中心となり、世界のナイトタイムエコノミーに携わる70以上の都市から130人に及ぶ関連事業者、教育関係者、医療従事者、業界リーダー等が参加して取りまとめている調査・提言集の日本語訳に、JNEAが一部加筆したもの。世界の主要都市のロックダウンや休業要請下での、クラブやライヴハウス、イベントといったナイトタイム産業の現状を報告するとともに、新たな挑戦の事例の紹介している。 レポートは全7章のシリーズ構成となっており、現在英語版は第3章まで、日本語版は第2章までが公開中。第1章は「屋外空間のナイトライフとCOVID-19」と題し、屋外空間と音の管理における各国の事例や課題、解決に向けた取り組みを紹介し、第2章の「ダンスフロアの未来」では夜間営業を中心とする音楽ヴェニューの厳しい現状と課題を示しながら、営業再開に向けた各都市の取り組み、そしてライブストリーミングやクラウドファウンディングなどによるビジネスの多角化の事例を取り上げている。今後公開予定のチャプターには「夜間統治能力の構築」、「持続可能なナイトライフシーン」といったテーマが含まれる。 JNEAの代表理事を務める齋藤貴弘弁護士は、コロナ禍におけるVibeLabの「活動はより強固で積極的なものとなり、COVID-19前からナイトライフが抱えていた課題について、COVID-19を契機として前向きに変えようとすらしています」とコメント。「COVID-19による被害状況は日本と欧米では大きく異なりますが、欧米の取り組みは日本に多くの示唆を与えてくれるはずです」と、レポートについて語っている。 レポートはJNEAのウェブサイトにてチェック。
RA