人種的平等に対するRAのエディトリアルコミットメントに関する最新アップデート

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    Fri, Dec 25, 2020, 08:00
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    Resident Advisor
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  • 6月以降の進捗状況を報告すると共に、2021年は周縁化されたブラックコミュニティの支援に5万ポンドを充てることを約束します。
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  • 今年の6月、私たちはRAのエディトリアルチームがどのように人種的平等を推進していくかについてを説明するステートメントを公開しました。私たちは媒体としての運営方針を根本的に変え、黒人のアーティストとライターを高め、そして力づけるために、取材へのアプローチをシフトすること約束しました。これらのコミットメントは、RA自身が加担していたダンスミュージック業界におけるホワイトウォッシングをなくすための、継続的な取り組みの一部でした。 ステートメントの中で、私たちは以下の目標を掲げました。 • 7月と8月中に、黒人ライターによるレビューと特集記事を最低6本掲載 • 2020年に英語版サイトで掲載する特集記事の30%以上はBIPOCのライターによる執筆とする • 2020年に公開するRA Podcastの50%以上はBIPOCのアーティストによるものとする • 2020年内の残りのRewindレビューの70%以上は、ブラックエレクトロニックミュージックの作品にフォーカスする • 黒人中心のジャンルを、より深く、より頻繁に取り上げる • エレクトロニックミュージックにおいて過小評価されてきた歴史を伝える特集シリーズをスタート • エレクトロニックミュージックの重要ジャンルのルーツに迫る、大規模な歴史シリーズの実施 • スタイルガイドの変更。まずは、人種、民族、文化的な背景によって“Black”を使用する際はBを大文字で表記し、ライターはアーティストの国籍あるいは民族性を過度に強調しないこととする • 8月末までにRA編集部のインテグリティガイドラインを公開 • RAにアイディアを提案するためのガイドを公開 以下が、現在までの達成事項です。(2020年6月26日から2020年12月11日まで) • ステートメントの公開後、10人の新しい黒人ライターによる記事を掲載 • 7月以降に掲載したRewindレビューの90%は、ブラック・エレクトロニックミュージックのレコードにフォーカス • 現時点までに公開した2020年のRA Podcastsのうち27本、あるいは54%はBIPOCのアーティストによるもの • 現時点までに公開した2020年のRA Exchangesのうち19本、あるいは50%はBIPOCの業界関係者にフォーカス • 特集記事のうち33本、あるいは47%はBIPOCのライターによる執筆で、そのうちの64%は女性あるいはノンバイナリーのライター • 社内のスタイルガイドをアップデートし、9月にはRA初となる公のエディトリアルインテグリティガイドラインを公開しました。ガイドラインはこちらから。 また、今回新たに、2021年最初の半年間のコミットメントを作りました。 • 黒人やその他の周縁化されたコミュニティのために活動する団体への継続的な財政支援をするという公約の一環として、2021年、RAはパートナーシップを介し、最低5万ポンド(約700万円)を黒人や周縁化されたコミュニティの支援に充当します。まずはBlack Minds Matterとのパートナーシップから始まり、その中には1月にスタートする年間特集シリーズが含まれます。 • 映像コンテンツのうち50%は黒人アーティストをサポート、50%は女性とノンバイナリーのアーティストやコレクティヴをサポートします。 • 特集記事の30%はBIPOCのアーティストにフォーカスし、30%は女性とノンバイナリーのアーティストにフォーカス。PodcastsとRA Exchangesの半数は女性とノンバイナリーのアーティストにフォーカス。3分の1はBIPOCのアーティストにフォーカスします。 • 特集記事の25%は非白人のジャーナリストによる執筆で、35%は女性やノンバイナリーのジャーナリストによる執筆とします。 • エレクトロニックミュージックシーンにおいて過小評価されてきたストーリーを伝えることに特化した特集シリーズを掲載。プロジェクトの一部は2021年初頭にローンチ予定です。 • 私たちは、今後もより多様なライター陣を目指し努力していきます。経験を積んだジャーナリストのほか、私たちは未経験者も歓迎しており、初心者ライターがスキルを磨くための時間とリソースも確保します。 • RAのエディトリアルスタイルガイドを公開 RAのAbout Usページを、総合的なリソースとして更新する予定です。更新次第、お知らせします。また、RAのコミュニティプロジェクトをまとめたページも作りました。 夏のアップデートでお伝えした通り、RAはブラックカルチャーとアーティストに受けた恩を返すことは永遠にできないでしょうが、その恩は常に私たちの心の中にあります。上述したアクションは継続的なプロセスの一部に過ぎず、今後もそのプロセスに関する最新情報を随時お伝えします。フィードバックを頂ける方は、[email protected]までご連絡ください。
RA