イギリスのミュージシャンの3分の1がパンデミックにより音楽キャリアの“放棄”を検討

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  • Musicians' Unionによる新しい調査で、新型コロナウイルスがアーティストに与えた損害が明らかに。
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  • Musicians' Unionが実施した新しい調査において、新型コロナウイルスのパンデミックがイギリス国内のアーティストに与えた影響が明らかになり、その3分の1が“音楽のキャリアを放棄することを検討している”という。 Guardian紙で報じられたように、組合員約2,000人を対象にした世論調査により、ミュージシャンの87%が2020年の収入が2万ポンド(イギリスの平均年収は2万9,600ポンド)以下になることが判明した。また、イギリス政府が10月以降に休業・所得補償制度を延長しない場合、同じ割合のアーティストが経済的苦境に直面すると回答している。 この調査では、半数近くのミュージシャンが音楽以外の仕事を探すことを“余儀なくされている”ことも明らかになった。70%のアーティストが“普段の仕事の4分の1以上”を確保できていない上、36%は“全く仕事がない”という。 回答者の88%は、イギリス政府はミュージシャンや芸術への支援を“十分に”行っていないと考えている。7月に政府は芸術・文化分野に対する15億7000万ポンドの救済策を発表したが、クラブやフェスティバルが助成金の対象となることが明らかになったのは、ナイトライフ業界やコミュニティによる#LetUsDanceキャンペーンが始まってからのことだった。独立した基金助成金、休職者や自営業者の所得補償スキームを除けば、政府からのミュージシャンやアーティストへの直接的な援助はこれまであまり行われてこなかった。 Musicians' Unionはアーティストや音楽業界へのより多くの援助の提供を求めるため、イギリスの市民が各々の選挙区選出の下院議員にメールを送ることを奨励している。 Photo credit: Royal Festival Hall