Published
Fri, May 1, 2020, 03:30
- ラゴス出身の彼はアフロビートの創始者の1人であり、Jeff MillsやMoritz Von Oswaldのようなテクノの重鎮とコラボレーションしてきた。
Tony Allenが、4月30日木曜にパリで息を引き取った。
Sahara Reportersは、この訃報をいち早く伝えたが、詳細は差し当たり不明のままだ。死因などの続報が入り次第、こちらでお知らせする。
1940年にラゴスで生まれたAllenは、Fela ＆ Africa '70の音楽ディレクターとして有名になり、Fela Kutiと30枚ものアルバムをレコーディングし、アフロビートのリズムのブループリントを編み出した。ジャンルを決定付けるようなKutiとの作品のほか、Allenは『Jealousy』や『Progress』といったクラシックアルバムのバンドリーダーとしても活躍した。
Allenのリズムの力は尽きることがなく、死の直前までツアーとコラボレーションを続けた。彼はArchie SheppからDamon Albarnまであらゆるアーティストたちと仕事をし、ダンスミュージック界との交流も多かった。 2015年にはMoritz Von Oswald Trioに加わり、Honest Jon's Recordsからリリースされたアルバム『Sounding Lines』をレコーディングした。最近では、EP「Tomorrow Comes The Harvest」でJeff Millsとコラボレーションしている（Max Pearlによる、2018年のハーレムApollo TheaterでのMillsとAllenのパフォーマンスを評したレビューをチェック）。
Brian Enoはかつて、Tony Allenについて「おそらく史上最も偉大なドラマー」だと表現した。
Tony Allen with The Africa 70による“Jealousy”を以下でチェック。