YPYこと日野浩志郎が太鼓芸能集団・鼓童のために作曲

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  • 鼓童が佐渡島で主宰する野外フェスティバル、アース・セレブレーションでその作品を初披露。
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  • YPYこと日野浩志郎が、太鼓芸能集団・鼓童の作曲を手掛ける。 ソロ名義のYPY、エクスペリメンタル・バンドgoatでの活動をはじめ、クラシック楽器や電子音を融合させたプロジェクトVirginal Variations、全身聴覚ライブパフォーマンスGEISTの作曲でも知られる大阪拠点の音楽家、日野浩志郎。彼が新たに手がけるのは、"太鼓を中心として伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代へ再創造を試みる"太鼓パフォーマンス集団・鼓童に向けた作曲だ。鼓童は1981年にベルリン芸術祭でデビューして以来、年の1/3を海外、1/3を国内、1/3を本拠地の佐渡で過ごし、これまでに50ヶ国で6,000回以上の公演を行っているほか、1988年から佐渡で同市とともに国際芸術祭・アース・セレブレーションを毎年開催している。 日野曰く、鼓童へ向けた曲はgoatの作曲方法を多く取り入れており、「数学的な作曲、ミニマルで徐々にトランスを誘うようなもの」で、「オーディエンスは集中して聴きこんでいくような、さらに爆発的な部分も持ったような感じ」だという。鼓童はこの作品を8月開催のアース・セレブレーションで初披露する予定で、同日のイベントには日野がYPY名義で出演するほか、韓国の世界的打楽器集団・金徳洙サムルノリもラインナップされている。
RA