Martynのサードアルバムが、Ninja Tuneから6月16日に発売となる。
『The Air Between Words』は、2009年発表のダブステップとテクノの要素を盛り込んだ『Great Lengths』、そして2011年発表の、よりハウスにフォーカスした『Ghost People』に続く作品だ。Four Tet、そして元Hype Williamsのcopelandとのコラボレーションをフィーチャーした新作LPでは、さらに進化した彼のサウンドを聴く事ができるとのこと。Matynの3枚のアルバムは、全てバラバラのレーベルー3024、Brainfeeder、そして今回のNinja Tuneーからリリースされている。しかし、カバーデザインだけは一貫してErosieが手がけており、『The Air Between Words』もまた、このオランダ人ヴィジュアルアーティストがその独特のスタイルで華を添えている。
我々は今週はじめ、本作について詳しく話を聞く為に、Martyn本人にメールインタビューを行った。あなたがこれまでに発表してきた2枚のアルバムは、あなたというプロデューサーがどのように進化してきたのががよく表現されていましたね。今回のLPで、あなたはどんなテリトリーに足を踏み入れたのでしょうか?
このアルバムを制作した時のアプローチは、『Ghost People』よりもずっと"back-to-basics"なもので、音の質感的には僕のデビューアルバムに近いんじゃないかと思ってる。でも、実際収録している曲は、今までの作品とは全然雰囲気が違うんだけどね。それぞれの曲で、微妙に異なった方向性の僕のサウンドを表現した。すごくよくできたと思うよ。
どういったきっかけでNinja Tuneからアルバムをリリースすることになったのですか?
以前Ninjaのスタッフ達と仕事をしたことがあって、みんないつも僕の音楽をずっとサポートしてきてくれた。1、2年前くらいからレーベルがすごくよくなってきて、素晴らしい音楽をリリースしてるし、ヴィジュアルサイドとの境界線もぐんぐん押し上げている。今回僕の作品を彼らのレーベルからリリースすることができて光栄だよ。
タイトルの由来を教えて下さい。
『The Air Between Words』は、全てのものを繋ぐ普遍的な力を示しているんだ。例えば、言葉と言葉の間にある空気は、文字を文章に変える、みたいな感じでね。
2014年は他にどんな活動を予定していますか?
最近copeland(Inga、Hype Williamsの片割れ)とライブPAをやっていて、すごく楽しいよ。彼と一緒に何曲か作ったのがきっかけとなって始めたことなんだ。それと、僕のレーベル3024では強力なリリースを2つ控えているし(head Highのリミックスと、Leon Vynehallの
ミニLP)、Erosieと僕とで進めているプロジェクトもいくつかある。ニューアルバムで色んな人とコラボレーションしたのがすごく楽しかったから、これからも続けていきたいと思ってるよ。
Tracklist
01. Forgiveness Step 1
02. Glassbeadgames (with Four Tet)
03. Empty Mind
04. Drones
05. Love Of Pleasure (with copeland)
06. Two Leads And A Computer
07. Forgiveness Step 2
08. Like That
09. Lullaby
10. Fashion Skater
『The Air Between Words』は、Ninja Tuneより2014年6月16日の発売予定。