Hyperdubが日本のゲームミュージックの歴史を紐解くコンピレーションをリリース

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    Mon, Oct 2, 2017, 11:02
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    Resident Advisor
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  • 全34曲収録の今作は、レーベル主宰のKode9と、RBMAのドキュメンタリーシリーズ『Diggin In The Carts』のプロデューサーNick Dwyerによる共同監修。
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  • Hyperdubが、80年代後期から90年代中期にかけて、日本のゲームミュージックが生んだ貴重かつ革命的な楽曲ばかりを集めたコンピレーションアルバムを11月にリリースする。 今作『Diggin In The Carts - A Collection Of Pioneering Japanese Video Game Music』の収録曲は、ファミコン、スーパーファミコン、PCエンジンといった世界的に知られる日本のゲーム機や、MSX、MSXturboR、PC-8801といった8ビットパソコン、16ビットパソコンのために作曲されたもの。コンピレーションのタイトルは、初期エレクトロニックシーンの一員でもあった音楽家たちを紹介するRed Bull Music Academyのドキュメンタリーシリーズから取ったもので、Hyperdub主催のKode9が、同シリーズのプロデューサーであるNick Dwyerと共にリサーチし、計34曲をコンパイルした。 コンピレーションは、デジタル及びCDで11月17日にリリース。ヴァイナルバージョンは来年2月16日の発売を予定している。また本作では、『MEMORIES -彼女の想いで-MAGNETIC ROSE』や『アニマトリックス―ビヨンド』といったアニメーション作品で知られ、STUDIO4℃の創設メンバーとしても知られるアニメーション作家、森本晃司がアートワークを手がけた。 また、Kode9とDwyerはRBMAのサポートによる今作のリリースツアーを開催予定。イベントでは、Kode9と、アートワークを手がけた森本晃司によるスペシャルなオーディオ・ヴィジュアル・ライブが披露されるほか、DwyerがDITC名義でビデオゲーム音楽を使用したDJセットをプレイ。更にはベテラン作曲家、古代祐三と川島基宏によるコラボレーションセットが実現する。現時点でロサンゼルスRegent Theater、東京Liquidroom(コンピレーションの発売日に開催)、ロンドンfabricの3箇所での開催が決定しており、今後その他の日程も追加発表されるという。 コンピレーションからの1曲が以下で試聴可能。
    『Diggin In The Carts - A Collection Of Pioneering Japanese Video Game Music』は、Hyperdubより2017年11月17日の発売予定。



RA