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  • エレクトロニックミュージックに多大な影響を与え、ポップ史における最重要人物の1人であるPrince Rogers Nelsonが、57歳で死去。
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  • Princeが、57歳の若さで死去した。 現地時間で4月21日の午前中に発表されたニュースによると、彼はミネソタ州にあるペイズリー・パーク・スタジオの自宅で倒れているところを発見されたという。シンガー、ソングライター、そしてマルチ奏者として知られるPrince Rogers Nelsonは、今月初めにインフルエンザにかかり、いくつかの公演をキャンセルした。4月15日にはプライベートジェットで移動していたところ体調が悪化し、イリノイ州で緊急着陸。その後現地の病院に救急搬送されていた。Princeの代理人は米メディアのTMZに対し、彼はインフルエンザをこじらせていたにも関わらず、翌日にはコンサートを行ったと明かしている。現時点では、正確な死因は明らかとなっていない。AP通信によると、通報を受けPrinceのスタジオに到着した警察は、エレベーターの中で意識不明の状態で倒れている彼を発見し、心肺蘇生を行ったという。 Princeは、20世紀のポップミュージック史における最重要アルバムの数々を生み出したアーティストだ。1979年のセルフタイトルLPから始まり、『Controversy』、『Dirty Mind』、2枚組アルバム『Sign O' The Times』、そして数えきれないほどのヒットシングル。また、彼は俳優として映画にも出演してきたほか(最も有名なのが1984年の『Purple Rain』)、The Bangles、Sinead O'Connorといったアーティストのヒットソングを手がけ、更にはThe Revolution、The New Power Generation、3rdeyegirlなどのバンドとも共に活動してきた。そして、あらゆるエレクトロニックミュージックのジャンルが彼の影響を受けている。彼は生前、グラミー賞を7回、ゴールデングローブ賞を1回、そしてアカデミー賞を1回受賞しており、近年は定期的にコンサートツアーを行っていた。
RA